ハラッパからウネウネとカーブが続く山道を南下して訪れたのは、プエブロ・マヒコにも公認されている街オリサバ。
メキシコで最も標高が高い山「オリサバ山(標高5636m)」の麓にある美しい街だ。
ヒッチハイクで乗せてもらった車の荷台に腰をおろし、素晴らしい山岳風景の中を走っていく。
街の景観も自然もアートも楽しめる街 オリサバ
ハラッパからヒッチハイクで乗せてもらえたのは、ハラッパとオリサバの中間部に位置する街へ商品を運ぶ小型のトラック。
その後ろの荷台に乗せてもらい、美しい山岳風景を楽しみながら山道を走っていく。
道中からは美しいオリサバ山(標高5636m)も見える。ちなみにオリサバ山はメキシコで一番標高が高い山だ。
そして二台目にヒッチハイクで乗せてくれた車でオリサバの街まで。
家族でハラッパまで遊びに来ていたようで、その帰り道という事で荷台に乗せてもらえた。
彼らに高速道路上で最もオリサバに近い場所でおろしてもらい、そこから2kmほど歩くと街の中心部が見えてきた。
道中には線路が通っており、ここがかつて港湾都市のベラクルスとメキシコシティを結ぶ、通商上の重要な都市であったことを思い出させる。
地元の人に聞いた話だと、かつては通商の街として、また織物産業の街としても栄えたという。
オリサバでまず印象的だったのが周囲の山岳風景。
緑に溢れた森林と山々に囲まれ癒される雰囲気。
街からボレゴ山(Cerro del Borrego)の頂上まではロープウェイでつながっており、そこから見下ろす街の風景も素晴らしい。
もちろん登山道を登って頂上の展望台まで歩くことも可能。
地元の人がジョギングをしていたりして、彼らのトレーニングの場にもなっているのだろう。
また街の中心には川が流れており、そこの川岸が整備されて遊歩道のようになっている。
公園のようになっている場所があったり、ストリートアートが描かれているような場所もあり、訪れる旅行者を楽しませる。
アートといえば、オリサバの市庁舎にある壁画も素晴らしかったので一見の価値あり。
下の一枚目の写真は、市庁舎。二枚目が壁画です。
オリサバの街はコンパクトで徒歩で十分に観光できるサイズ。
そこにコロニアル風の建物が建ち並び、美しい街の景観を作り出している。
街の中心近くにある市場も、近郊の野菜や果物が集まり賑わっている。
もちろん市場の中には食堂もある。
市場で食べるのも美味しいけれど、オリサバで一番美味しかったのは路上で見つけたケサディージャ。
チーズはもちろんの事、中にかぼちゃ(ズッキーニかも)の花が入っていて、これが美味しかった。
オリサバの街で最も有名な建築物といえば、街の中心部にあるメタリックな変わったデザインの建築物。
何とこの建築物は、フランスのパリにあるエッフェル塔をデザインしたギュスターヴ・エッフェルの設計によるもの。
建物の中は博物館になっており見学することが可能。
またこの街にあるベラクルス州美術館(Museo de Arte del Estado de Veracruz)には、あの有名なディエゴ・リベラのオリジナルの絵画がいくつか展示されている。
他のアート作品も見応えあるし、何より無料なので行って損なし。
下の写真は、美術館の入り口と展示してあるディエゴ・リベラの絵画作品。
そして以下の写真が、展示してあるオリサバ周辺に住むアーティスト達の作品。
どれもレベルが高くて本当に素晴らしい。
オリサバも個人的にお気に入りの街で、自然も街の風景もアートも楽しめる街といえる。
オススメなので、時間があればぜひ訪れてみてください。
おわりに
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