スリランカの古都キャンディーに滞在中、ミームレ村という気になる村を発見した。
ネットで調べてみると「スリランカ中で最も辺境にある村のひとつ」と紹介されている。そんな情報を目にすれば行ってみないと気が済まない。
また世界遺産であるシギリヤロックも訪れてきました。ジャングルの中にズドーンとそびえ立つ180mの巨岩。その上部に建設された宮殿。入場料をケチってジャングルを抜けて辿り着いた結果…
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スリランカで最も辺境の村 ミームレ
ミームレ村(Meemure cillage)は「スリランカの中で最も人里離れた村の1つ」と紹介されている村。
地図で確認してみても、ものすごい山の中にある。こんな場所どうやって行くのか。英語で書かれた情報を見ていると、公共の交通機関も一応あるみたいだが…
キャンディーからミームレ村に辿り着くには、まずはフンナスギリヤ(Hunnasgiriya)という村行かなければならない。そこからバスを乗り換えてミームレ村に行けるようだ。
そうと決まれば早起きして早速出発。
キャンディーからフンナスギリヤまでのバスの車窓からは、美しい山岳風景や湖の景色が。スリランカ中央に位置するこの場所は高原地帯が広がり、お茶の生産も盛んな地域です。どうりでお茶畑が多い。
フンナスギリヤでバスの車窓さんに降ろしてもらい、ミームレ村行きのバスを探すが、ここで村人たちから衝撃の一言が。
「ミームレ村行きの早朝のバスはもう出発したから夕方まで待たないといけない」
いやいやでもここまで来たからには引き下がれない。
“ヒッチハイクやな。でもスリランカで最も辺境の村へ行く車なんてある?ここからミームレ村までの距離は20kmほど。歩けない距離でもないしな”という事で徒歩でミームレ村方向に進みながらヒッチハイクすることに。
「もしかしたら前距離歩かなあかんかも」と思っていましたが、10分後ぐらいにミームレ村に行くコロンボからの旅行者の車に乗っけてもらえた。いつもながら何という幸運。
彼らの車は4人乗りの軽自動車。これに大人の男4人が乗りこむ。
それだけならいいのですが、走っているのは「最も人里離れた村」への道。
これは4輪駆動の車じゃないと無理でしょ、というようなデコボコあり、陥没した箇所多数あり、川越えありのルートを走っていく。
しかしながら絶景の数々。彼らもドローンで周辺の風景を撮影しながら進んでいく。
何度か飛び跳ねた車のせいで頭を天井にぶつけながらもミームレ村へと到着。
美しい山や川に囲まれたミームレ村。傾斜を活かした棚田が村中に整備されている。
ここに住む人々は昔ながらの生活を続けている人が多い。例えば農業は水牛と協力して行う。
今日はお休みなのか近くの水溜まりで水浴びをしている水牛の姿も。
ヒッチハイクでここまで乗せてくれたコロンボ出身の彼らは、ミームレ村にあるのーんびりとした雰囲気が気に入ったよう。
「ここにはコロンボでは感じられないスリランカの昔からの風景がある。懐かしい感じがする」のだそう。
ここは日本でいう「里山」のような、スリランカのどこか懐かしい風景が残された場所なのかな。
ミームレ村の人口はたったの400人。村人は水田でコメを作り、ショウガや胡椒、カルダモンなどを栽培して生活しているのだとか。
ナックルズ山脈に属する環状の山々に囲まれたこの村では、先のとんがりが特徴的なラケガラ山(Lakegala: 1310m)が見える。
村のあぜ道を通って、どんどん森の中に入っていくと、
森に囲まれた美しい川があり、
自然にできたプールやウォータースライダーを楽しめる美しい場所が。
スリランカで最も辺境にある美しいミームレ村。将来はスリランカの原風景を求める多くの観光客が訪れるような場所になるのだろうか?
興味があれば是非訪れてみてください。
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シギリヤロックへこっそり侵入しかし…
スリランカの象徴。おそらくスリランカで最も訪れる人が多い場所がシギリヤの遺跡だろう。
ジャングルがうっそうと広がる風景のど真ん中に高さが180m、400mの奥行がある巨大な岩がそびえ立っており、その岩の上部には5世紀のシンハラ王朝の時代にカッサパ一世によって建造された王宮跡が。
このシギリヤ遺跡は世界遺産に登録されており入場料は外国人価格30ドル。ちなみにスリランカ人は3ドルでオッケー。
当時この価格差が気に入らなかった私。
シギリヤ遺跡の周りは、日本の城のお堀のように周囲を水がたまった濠で囲まれている。にもかかわらず、濠の中にあった巨大な岩を飛びわたってお堀を飛び越え、その後ジャングルを抜けてシギリヤ遺跡の内部へ潜入成功。(絶対にマネしないように)
地元の人たちによると、私が飛び越えたその濠にはワニがいるのだとか。落ちなくてよかった。いや絶対にワニはいいひんと思うけど。
「よし侵入成功、シギリヤ遺跡を楽しもう」と思いどんどんシギリヤロックを登っていく。景色も良くなってくる。
「チケット代も払わずに、このまま頂上まで行くぞー」と思っていると、「むむ。頂上まで途中に何と第二のチェックポイントが…警備員がいてチケットの確認をしている」
ここは突破するのは無理。何とか別の方法がないかと考えていると「思いついた!」荷物を忘れたふりをして、出口から逆走していくという作戦。
「よし。これしかない」と思って逆走していくと、
「おい。そこからどこに行くんだ?」と警備員の声。さらに「チケットは?チケットを見せなさい」と。あぁヤバいなー。チケット持ってません。
完璧な作戦に思えたがここで万事休す。「チケットは別の友人が持っていて、ここで待ってるんです」と適当な言い訳をすると、何とか見逃してもらえた。
果敢に無料でシギリヤロックを観光しようと挑戦しましたが、退散。無念です。
という事でシギリヤロックは外から見るだけでおしまいでした。
シギリヤロックチケット買わずに行こうと思ってる人は要注意。意外と警備が厳しかったです。まぁ、そんな人いいひんと思うけども。誰の参考になるのだか(笑)
若気の至りという事で。
おわりに
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