[メキシコ] 世界遺産の街プエブラと、その近郊を巡る旅

メキシコ

オリサバを離れプエブラへと向かう。こちらも山道の中を走っていく風光明媚な道路だった。

プエブラでは世界遺産に登録された歴史地区を歩き、近郊のピラミッドや、美しい滝も訪れる。

美しい街の景観も、自然も、どちらも満喫したプエブラの旅だった。

プエブラ まるでヨーロッパのような世界遺産の街

ウィキペディアによると、プエブラはメキシコで4 番目に大きい都市であるそうで、現在の人口 は約340万人という大きな都市。

ヒッチハイクで街の郊外に到着したのだけれど、そこから街の中心部を経て、カウチサーフィンで泊めてもらう家に到着するまで1時間以上かかった…。

まぁ渋滞もあったのだけれど。

ここプエブラでお世話になっていたのはダンテ一家のお宅。

一緒にプエブラの街を歩き回ったり、一緒にでっかいグラスに入ったサングリアを飲んで酔っ払いながら家まで歩いて帰ったりしたのが良い思い出(笑)

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そんなプエブラの写真を紹介する前に、この街についてChat Gptに簡単にまとめてもらうことにする。

プエブラ(Puebla)は、メキシコ共和国の都市であり、プエブラ州の州都です。以下に、プエブラの特徴や歴史についての主要な要素を紹介します。

1. 歴史:

プエブラは、1531年にスペインの征服者によって設立されました。これはメキシコシティとヴェラクルスを結ぶ交通の要所としての戦略的な位置にあり、当初はプエブラ・デ・ロス・アンヘレス(Puebla de los Ángeles)と呼ばれていました。
16世紀には、プエブラはスペイン植民地時代の中心地の一つとして栄え、美しいバロック様式の建築物が建てられました。

2. 文化と建築:

プエブラは美しい歴史的な建造物やカラフルな街並みが特徴です。市内には多くのバロック様式の教会や修道院があり、その中でもプエブラ大聖堂(Catedral Basílica de Puebla)は印象的です。この大聖堂はユネスコの世界遺産にも登録されています。
街にはタラベラ陶器(Talavera)と呼ばれる陶磁器も豊富で、色とりどりの手工芸品が市内で見られます。

3. 食文化:

プエブラはメキシコ料理の中でも特に有名で、プエブラ料理は独自の特徴を持っています。有名な料理には「モレ(Mole)」があり、プエブラ発祥のモレ・プブラーノはチョコレートを含む豊かな味わいが特徴です。
また、「チャラウダ(Chalupa)」や「シュドゥーコ(Cemita)」など、プエブラならではの地域料理も楽しむことができます。

4. 観光名所:

プエブラには他にも多くの観光名所があります。サン・フランシスコ教会(Iglesia de San Francisco)やロサリオ・チャペル(Capilla del Rosario)などがその一例です。
プエブラの歴史地区は美しい街並みが広がり、歴史的な建造物や広場で訪れる価値があります。

5. 祭り:

プエブラでは様々な伝統的な祭りが開催されます。たとえば、シンコ・デ・マヨ(Cinco de Mayo)はプエブラの戦いを記念して行われる祭りで、メキシコ独立戦争におけるプエブラの勝利を祝うものです。

プエブラは歴史的な価値と美しい文化で満ちた都市であり、メキシコを代表する観光地の一つとなっています。

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上記のようにプエブラは中世の街並みが残る美しい街。

ウィキペディアによると、ルネッサンスからメキシコバロックまでの歴史と建築様式による建築群が評価され、プエブラは1987 年に世界遺産に登録されている。

都市のレイアウトは、今日ソカロと呼ばれるメイン広場を中心とした古典的なスペインのデザインであるという。

それだからか街を歩いていると、まるでヨーロッパの歴史地区を歩いているかのよう。

そして路上でタコスの屋台が並んでいたり、ノリの良いラテン調の音楽がかかっていたりするのに気づいて、「あ!ここはメキシコだった」と、ハッとさせられるような感じ。

ここプエブラでもメキシコの特徴でもあるカラフルに彩られた通りが多い。

歩いているだけで気分も上がるような雰囲気。

クリスマス直前の街には、まだたくさんのピニャタが販売されている。

果たしてクリスマスまでに全て売り切れるのだろうか?

夜になるとプエブラの街は、さらに賑わいを増していく。

街を歩く人々の数は増え、タコスの屋台からはモクモクと美味しそうな煙が上がる。

路上パフォーマンスをする人々もおり、活気がある夜の街。

そんな夜の路上でいい匂いがしていたので、とりあえず腹ごしらえ。

何か軽く食べようと思っていたはずが、巨大なトルティーヤにどんどんとチョリソーや、豚肉の細切れ、チーズ、豆のペースト、ノパル(サボテン)などが乗っていき、超具沢山。

プエブラの名物というわけでもないのだが、トラユーダという料理。

プエブラの旧市街中に点在する博物館を訪れるのも面白い。

私は時間がなくて、ほとんど訪れることができなかったのですが、唯一訪問したのは「セルダンの家」。

アキレス・セルダン兄弟とその仲間たちは、当時の政権ポルフィリオ・ディアス政権を転覆させる陰謀を計画していた。

しかし彼らの計画は事前に発覚してしまい、彼らの家は連邦軍に包囲されてしまう。ぞじて戦闘が始まり、銃撃戦によりセルダン兄弟は二人とも死亡。

「セルダンの家」は、1910年のメキシコ革命2日前に戦闘の舞台となった革命指導者のアキレス・セルダンの家で、銃弾の跡も当時の状態のまま革命記念博物館になっています。

メキシコとプエブラの歴史を学ぶ上で興味深い博物館だった。

最後に紹介するのが、プエブラのサネネトラ(Xanenetla)と呼ばれる地区にあるストリートアート。

ここでは多くの家の壁がアーティスト達のキャンパスになっており、素敵な作品が通りを彩る。

ちょうどプエブラの街を見渡せる展望台への通り道へあるのも良い。

「こうやって観光客が普段訪れないような場所でも、このようなプロジェクトで観光を促進することもできるんだよなー」なんて思いながら、またテクテクとプエブラの中心にある歴史地区へと歩いていくのだった。

チョルーラ 南北アメリカ大陸で最大のピラミッドがあった街

プエブラから簡単に行ける観光地がチョルーラ。

この街は、かつて南北アメリカ大陸で最大のピラミッドがあった街。

チョルーラはメキシコ高原の中心という戦略的な位置にあり、主要な交易路として、また異なる王国の文化が交わる土地として、重要な宗教の中心地としての役割を果たしてきた。

スペインからの征服者達が到着した時にも、その街の繁栄ぶりと美しさに驚いたとの記述もあるほど。

ここでは何といってもかつての大ピラミッド(トラチウアルテペトル)の上に建てられた教会が印象的。

外観は緑に覆われてしまい、その頂上に教会が建っている丘のようにしか見えない。

しかし、内部には幅404メートル、高さ64メートルのアメリカ大陸最大のピラミッドが埋まっている。

かつてのピラミッドの上部には、1594年に建立されたサントゥアリオ・デラ・ビルヘン・デ・ロス・レメディオス(Santuario de la Virgen de los Remedios)教会が。

仏教寺院の上にモスクが建てられたり、かつての教会がモスクになったり、インカ帝国の神殿が教会になったり、どこの地域でも征服した国家が権力を示すためにしてきたこと。

教会がある、かつてのピラミッドの頂上からは、チョルーラの街と雄大な活火山ポポカテペトルの姿が美しい。

チョルーラの一番の見所はピラミッドだと思うけれど、街の中心部もカラフルな建物が並んでいたり、美しい教会があったりする。

その中でも素晴らしかったのが、街の中央広場にあるサン・ガブリエル・フランシスコ修道院。

1529年に建設が始まり、1549年に建立された、メキシコで最も古い教会建築のひとつです。

鷲の羽毛を持つ蛇の姿をした古代文明の神「ケツァルコトル」を祀る神殿が破壊され、そのうえにこの修道院が建てられたという。

また修道院に付属している図書館の部屋には、当時描かれたと思われるフレスコ画も残る。

プエブラからチョルーラまでは公共の交通機関で簡単に移動できるので、日帰り旅行にぜひ!

少し辺境の村にある美しい滝 サン・アグスティンの滝

美しい滝があるという事で訪れた、プエブラ近郊のサン・アグスティン・アウエウエトラ(San Agustín Ahuehuetla)という小さな村。

プエブラから滝がある村に最寄りのバス停で下車し、そこから舗装されていない砂利道を1時間ほど歩いただろうか?

山の谷間に下の写真のような背の高いサボテンが生息していたりと、面白い自然環境。

サン・アグスティン・アウエウエトラの村は思っていたよりも辺境にある場所で、この地の伝統的な暮らしも垣間見る事ができた。

村の人々もめっちゃフレンドリーだったのが印象的。

「こんにちはー!」と話しかけると、住んでいる家や日常で使う道具などを見せてくれた。

おばあちゃんが孫と一緒にトウモロコシを乾燥させている様子なんかにほっこりするし、

ナツメヤシの葉?を乾燥させて、家の壁に使ったり、簡単な容器や掃除の道具を手作りしていたりと興味深い。

この村から滝までは、徒歩で40分~60分ぐらいの距離だっただろうか?

川沿いの道を歩いたり、少し丘の中腹を歩いたり、どちらも素晴らしい風景が広がる。

川の上流に進むにつれ、川の周辺は岩が目立つようになり、その間を透き通るような青色をした清流が流れていく。

何だか眺めているだけで心が洗われていくようだ。

そしてついに美しい滝がその姿を現した。

滝壺に流れる水の色の何ときれいなこと。山から流れてくる水は冷たいけれど、滝壺で泳ぐと身も心もスッキリ。

滝は二段になっていて、どちらの滝のプールでも遊泳可能。

こんなに美しい清流で泳ぐと、何だか神秘的な気持ちになる。

滝で水浴びを満喫した後は、また森の中を抜けて同じ道を帰る。

帰り道では木漏れ日の光が魔法のように森を優しく照らし、何とも幻想的な雰囲気を作り出していた。

この長い旅が終わったとしても、この旅路で巡りあった奇跡のような風景や人々との出会いは永遠に頭の片隅に残り続けることだろう。

おわりに

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