[メキシコ] ベラクルス州の州都ハラッパと、近郊にあるプエブロ・マヒコを旅して

メキシコ

沿岸部のベラクルスを離れ、山間部に位置する州都ハラッパへとやってきた。

カリブ海沿いの蒸し暑い気候から、朝晩は上着が必要なほど寒暖差が激しい冷やりとした気候へと変わる。

標高に合わせて、熱帯雨林の森から松の木が目立つ針葉樹林の森へと周囲の自然環境も変わってきた。

さよならカリブ海、いざ内陸部へ。

ハラッパ 山間部に位置するベラクルス州の州都

ハラッパに到着すると高原地帯に特有の冷やりとした空気を感じて、バックパックの一番上にしまっていたジャケットを取り出して羽織る。

これまでカンクンから続いてきた蒸し暑い気候とも、ここでいったんお別れだ。

個人的には標高1400mほどに位置するハラッパの気候は過ごしやすく感じる。

そんなハラッパの街でカウチサーフィンでお世話になっていたのは、レティさんの家。

様々なメキシコ料理や、下の写真右のミチェラダ(Michelada)と呼ばれる、ビールにライムジュースやソース、スパイス、トウガラシ等を加えて作るメキシコのビールを使ったカクテルを紹介してくれたりと、楽しい時間を過ごさせてもらっていました。

ハラッパに到着空いたのは夕方だったので、まずは夜のハラッパの街を散策。

ハラッパの第一印象は坂道の多い街だなという事。中心部の通りは石畳になっていて、雰囲気は素晴らしいけれど、運転するのは大変そうだ。

クリスマスのデコレーションも素晴らしく、広場では多くの人々が写真撮影を行っていた。

街では丁度イベントが行われていて、伝統的な衣装で踊りながら街中を歩きまわるパレードなども行われていた。

下の写真は中央広場で披露されていた伝統的なダンスの数々。

明るい軽快な音楽に合わせて、カラフルな衣装を身につけてのダンス。メキシコらしいなぁ。

偶然にもこのようなイベントに巡りあえたのはラッキーだった。

翌日は昼のハラッパも散歩してみる。

クリスマスが近い事もあり、多くのピニャタが販売されていた。

ピニャタにも様々なデザインがあるのが面白い。

こんなに素晴らしいデザインのモノを、棒で叩いて壊してしまうなんて…。

ハラッパは山間部に位置しているので、坂道が多い。

登ったり下ったりしながら、コロニアル風の建物が並ぶ通りを歩いていく。

この街も通りがカラフルに彩られ、歩いていて楽しくなる雰囲気。

道路脇ではストリートフードの屋台があったり、野菜を売っていたりと、この感じがいいんだよなー。

街にストリートアートも多かったハラッパの街。

こういうアートが街中にあると、街に活気が生まれる気がする。

ハラッパの周辺はコーヒーの産地でもあるので、街のカフェでコーヒーも飲んでみる。

コーヒーの産地で飲むと、その雰囲気もあわさって、やっぱり美味しかった。

ベラクルス州は南北に長く、山間部もあれば沿岸部もあって、多様性に満ちている。

ナウリンコ 革靴の生産で有名なプエブロ・マヒコ

ハラッパの近郊にある村「ナウリンコ」。ここは伝統的に革靴の生産地として有名であるそう。

街に入り口には靴職人の銅像があり、それが街の象徴ともなっているようだ。

ナウリンコの街も中心部にはスペイン植民地時代の建物が多く残されている。

そこにカラフルな色とストリートアートが組み合わさって、何ともポップな雰囲気を醸し出している。

街を歩いていると、教会で何やらお祝いが行われていた。

教会の前で行われていたので、何かの宗教的な儀式だと思うけれど、マリアーチのバンドが一緒なのがメキシコらしい。

ナウリンコは文化的にも、その建築物も美しくて素晴らしいのだが、周辺の山岳風景も最高。

下の写真は展望台からの風景。眼下には滝が流れており、これぞ絶景。

さすが「プエブロ・マヒコ」に公認されてるだけあって、素敵な場所でございました。

ハラッパ近郊のプエブロ・マヒコ コーヒーの産地として有名なコアテペックと、街並みが美しいヒコ(Xico)

ハラッパ近郊にあるプエブロ・マヒコを巡っていく旅。

ナウリンコに続いて訪れたのは、コアテペック。

コアテペックは、メキシコで有数のコーヒーの産地であり、この地域の気候と標高は、高品質のコーヒー豆の育成に適しているという。

他のプエブロ・マヒコと同様に、コアテペックにはカラフルな建物、石畳の道、歴史的な教会が特徴の植民地時代の建築が見られ、街は風光明媚でリラックスした雰囲気。

さすがコーヒーの産地だけあって、街中にカフェがありコーヒーの匂いが漂ってきます。

一緒にコアテペックを訪れたメキシコ人の友人が紹介してくれた、長年続く伝統的なパン屋さん。

味は美味しいのはもちろん、メキシコの人々の「伝統」や「手作り」に価値を置く価値観も好きだ。

街の教会前の広場には、クリスマス前になると登場する、「ジーザスの誕生のお話」をモデルにした飾り付けがされている。

どんなに小さな街でも、中央広場にはこのような飾り付けがあった。それだけクリスマスは大切なイベントなのだろう。

コアテペックの後に訪れたのは、ヒコという街。こちらも「プエブロ・マヒコ」に公認された街だ。

ただプエブロ・マヒコって一日訪れたぐらいじゃ、その歴史や文化の背景なんてわからないんだよなー。

やっぱりボランティアとして働きながら、各村にもっと長く滞在したいなと思う。

個人的にはお気に入りのエリアであるハラッパ近郊。

ハラッパのような大きな街もあれば、周辺には素晴らしい景観と自然、リラックスした雰囲気がある小さな街がある。

メキシコシティからもそれほど遠くないので、山好きで自然好き、時間がある方には是非ともお勧めしたい場所。

おわりに

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