[ガボン] フランスビルにて マンドリルに出会い、素晴らしい滝を訪れ、レコニ渓谷でキャンプ

ガボン

オゴウェ川沿いの小さな田舎町ラストゥールビルを離れてフランスビルを目指す。

フランスビルでお世話になる予定のカウチサーフィンのホストの紹介で、ラストゥールビルで知り合ったフランス人の方の家に泊めてもらい、その方々の車に同乗させてもらってフランスビルまで。

これまでとは違い、ラストゥールビルからは舗装された道路がフランスビルまで続き、快適に次の目的地へと到着。

フランスビルにて マンドリルに出会い、素晴らしい滝を訪れ、レコニ渓谷でキャンプ

フランスビルは、ガボン第3の都市。ラストゥールビルからフランスビルに近づくにつれ、地形は丘がちになり熱帯雨林の姿は影をひそめるようになる。

この街では、International Centre for Medical Research in Franceville (CIRMF)で働くフランス人ルーシーの家に泊めてもらっていた。

彼女はフランス政府の提供するインターンシップの制度を利用して、2年ほどガボンに滞在しているという。

彼女も旅が好きで、一つの場所に長く滞在するような旅がしたかったからだそうだ。

彼女の友人のフランス人がもうすぐ帰国するというので、行われていたBBQパーティーにも混ぜてもらい、一緒に楽しい一時を過ごさせてもらった。

現地に長期で住むからこそ見えてくるガボンの人々の働き方や考え方、振る舞いなど。外国人ならではの視点からガボンを知る事ができたのも面白い。

雨の日は誰も始業時間に仕事に来ないとか、私用ですぐに仕事を脇に置いてどこかに行ってしまうとか。まぁ仕事なんて人生の一部でしかないのだし、それぐらいでいいと個人的には思ってしまうけれど(笑)

またCIRMFには研究目的で、自然に近い環境で保護されているマンドリルの家族が住む森がある。ルーシーの紹介で連れて行ってもらい、今まで図鑑でしか見たことがなかった動物を、また自分の目で実際に見る事ができた。

顔の赤や青の色が鮮やかなオスが群れのボスになるのだそうだ。

他にもこんなお猿さんもいたのだが、名前は忘れた。また誰か知っている人がいれば教えてください。

フランスビルの街自体も少し歩いた。

周辺の村から人々が集まる市場は活気があり、死んだサルが売られていたのには驚いた。

現地の人は食べるらしいが、サルを食べるには少し抵抗がある。

サルはまだ食べたことがないけれど、下の写真のような幼虫は食べる。

サクサクして海老みたいな食感と味でなかなかイケル。

また干しエビや干しキノコも売っていて、調理に使うと中々に良い出汁が出る。

フランスビルでは時間があったので、周辺も色々と訪れてみた。

現地のフランス人の友人達に連れられて訪れることができたのは、エピラの滝(Epila Waterfall)。

Maps.meやGoogleマップにものっていない地元の人の知る人ぞ知る滝。

ジャングルに囲まれ、何段にも重なって流れ落ちる滝は素晴らしかった。

ガボンにはこういった隠れた穴場が数多くあるはず。

この光景を眺めながら飲むビールは最高だった。

続いて訪れたのは、ジュムーの滝(Djoumou Waterwall)。

こちらは、マップス・ミ―上で滝を発見しGPSから位置を確認。

そしてグーグルサテライトと照らし合わせて、滝までの道の解析し目星をつけて冒険開始。

草が伸びきって消えかかったトレイルを見失わないように辿っていく。

道中には素晴らしい森林、そして湿度の高い場所ではキノコも育っていた。

ジャングルを進んでいくにつれて、すこしずつ下り坂になる。

滝の音が少しずつ大きくなり、その先には素晴らしい絶景が広がっていた。

こうやって何も情報がない中、自分で道を探して辿り着くのは達成感があり面白い。

ジュムーの滝の周辺は森に囲まれ、常に水しぶきがかかる岩には苔が。

フランスヴィルの周辺は熱帯雨林でなく、小さな木がまばらに生えた草原地帯なのだが、川のある周辺には森がある。

当たり前のことだけれど、いくら赤道周辺にある国であろうと、水の存在なしには豊かな森は生まれない。

最後にガボンからコンゴ共和国へと国境を渡る前に訪れたのがレコニ渓谷。

国道から脇道に入り草原を5kmほど歩いて辿り着いたのだが、全ての荷物を背負って5kmを歩くのは中々骨が折れる。

ただ辿り着いた先には絶景。渓谷を見下ろすと、尖った奇岩がギザギザに地面から突き出ている。そして渓谷の向こうには湖が。

渓谷をアップにしてみるとこんな感じ。

このような景観を自然が作り出すのにはどれだけの年月が必要なのだろう。

レコニ渓谷を最後に、ガボンからコンゴ共和国へと国境を超える。

ガボンの印象といえば、とにかく森が美しい国だった。こんなに森林に囲まれた国は初めてだった。

まだまだ知られざる魅力的な場所が、この国中に点在していて、エコツーリズムの眠れる獅子のような国だ。

今度訪れる時は、ゴリラやチンパンジーに会いに熱帯雨林にトレッキングしにくる!

後ろ髪を引かれる思いで、今回はさよならガボン。

おわりに

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