[南アフリカ] アフリカ大陸の旅の始まりは、ケープタウンから 黄熱病ワクチンとテーブルマウンテンと喜望峰

南アフリカ

2017年12月、冬のドイツから夏の南アフリカへ。ケルンの国際空港からケープタウンまで一気に移動。ついに初めてのアフリカ大陸へ。

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美しい自然に囲まれた大都会 ケープタウン

飛行機でケープタウンに着いた瞬間から乾燥した空気と、照りつける強い日光を感じる。冬の薄暗いヨーロッパにいたからか、太陽の光がより強く感じる。アジアを経由し、ヨーロッパを旅し、ついにアフリカ大陸にまでやってきた

ケープタウンはアフリカ大陸の南の果てに位置する。バスコ・ダ・ガマが1497年に喜望峰経由でヨーロッパからインドまでの航路を発見。ケープタウンは南アフリカ発祥の地として「マザーシティ」と呼ばれる。

ヨハネスブルグに続いて南アフリカ第二の都市ということもあり、ケープタウンはアフリカでも有数の大都会。

太陽に照らされ、青く澄み切ったビーチや、高層ビル群の背後にそびえ立つテーブルマウンテンと、大都会でありながら美しい自然にも囲まれている。今までに訪れた都市の中でも抜群に美しい街でした。

上の写真は「V&A(ビクトリア&アルフレッド)ウォーターフロント」と呼ばれるエリア。ショッピングモールやマリーナ、水族館、レストラン、ホテルなどがあり、常に大勢の人で賑わうエリアです。

やっぱりケープタウンともなると、頭の中で勝手に想像していたアフリカのイメージとは全然違う。オシャレな大都会です。

このウォーターフロントからの街の景色が、一目で恋に落ちるくらい素晴らしい。

港越しに、ケープタウンと背後に構えるテーブルマウンテンを一緒に眺めることができる。ウォーターフロントの洗練された都会な感じと、テーブルマウンテンの無骨な自然のギャップがたまりません。

私が滞在していたのはケープタウンの中心から少し離れたキャンプス・ベイというエリア。キャンプス・ベイは世界中のセレブも滞在する南アフリカの高級リゾート地です。

海岸沿いや、キャンプスベイを見下ろすことのできる丘には、高級そうなデザイナーズマンションや邸宅が立ち並びます。私はこのなかの一軒でカウチサーフィンで泊めてもらっていました。なんて幸運。

キャンプス・ベイのビーチに遊びに行ってみると、美しい白浜が広がり、背後にはテーブルマウンテンやライオンズヘッドの姿が。

こんなに美しいケープタウンを楽しみながらも、アフリカ旅への準備もしっかり。これからアフリカ大陸を北上する上で、ビザ取得のために必要となる黄熱病のワクチン接種をしてきました。

私がワクチン接種したのはV&Aウォーターフロント近く。クロックタワーと呼ばれる建物の2階にある、Medi-Travel International Dr Brauer and Associatesというクリニック。

黄熱病ワクチン接種とマラリアチェックキットを購入して合計6000円ぐらい だったと思います。正確に覚えてなくてすいません。参考のため地図を載せておきます。

この後ジンバブエで荷物を盗まれ、イエローカードを失くしたのですが、再発行にも素早く協力してもらえたので、信頼できるクリニックだと思います。

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テーブルマウンテンをハイキング

ケープタウンの街のどこからでも目に入るのが、ズドーンと街の背後に佇むテーブルマウンテン。

山の標高は1086メートルで、山の頂上部がテーブルのように平らに見える(実際に歩くとそんなに平らじゃない)ことからテーブルマウンテンと名付けられたのだとか。

ロープウェイで街から簡単に頂上まで登ることもできるのですが、山好きの私としてはやっぱり徒歩で登りたいところ。滞在していたキャンプスベイ近くからテーブルマウンテンをぐるっと一周してきました。

私が歩いたルートはこちらです。

キャンプスベイからパイプトラック(Pipe track)に沿って歩き、その後カステールスポールト(Kasteelspoort trail)に合流し、オールド・ケーブルカー・ステーション(Old Cable Car station)へ。

そこからほぼ平坦?な頂上部を歩き、ロープウェイ駅頂上へ。そこからインディア・フェンステールを逆走して街まで下りました。

ここで一つ注意。あとから気づいたのですがインディア・フェンステールは登り専用の一方通行だそう。このセクションはかなり急登で、ここを下るのはかなり危険だからだそうです。実際下りましたが、かなり危険でした(笑)だからこのルートはマネしないでくださいね。

同じルートでもインディア・フェンステールから登り始め、私の行ったルートの逆方向だといいかもしれません。

さあ私が行ったルートは、キャンプスベイから。まずはパイプトラックに合流することを目指して丘を登っていきます。

道中には日本では見たこともないような植物が。

パイプ・トラックからは滞在しているキャンプス・ベイの景色を上から一望できる。美しい…。

パイプトラックからカステールスポールト(Kasteelspoort trail/正確な読み方がわからないので適当ですいません)へとトレイルを変更。確かサインがルート上にあったはずです。

このカステールスポールト(Kasteelspoort trail)ルートを登っていき、オールド・ケーブルカー・ステーションへ。登るにつれてさらに絶景が。下の写真に右下を見ると分かるように、トレイルはクリアです。

オールド・ケーブルカー・ステーションから頂上ロープウェイ方面へ。テーブルマウンテンの名の由来のようにほぼ平坦な道が続きます。乾燥した地形でしてゴツゴツとした岩が目立ちます。

南アフリカ独特の植物もたっくさん。こんな多肉植物が至る所に。

水が汲めそうな場所はなかったと思うので、暑い日には多めに持っていくことをオススメします。

テーブルマウンテン頂上部の絶景を楽しみながら、しばらく歩き続けていると、ロープウェイ頂上駅へ。ここからの絶景がまた素晴らしい。

まずはキャンプスベイ方面の西海岸。

ライオンズヘッドも見えます。あの岩のてっぺんに登ることもできます。あそこからも素晴らしい景色が見えそうですね。

そしてこちらがケープタウンの景色です。2010年のワールドカップでも話題になった美しいスタジアムも一望できます。

この景色を眺めるだけでも価値があると思うので、ぜひともテーブルマウンテン訪れて見てください。トレッキングしたくない人はロープウェイで頂上まで往復もできます。

あこがれの喜望峰へ

ケープタウンからに来たからには訪れたいのが喜望峰。大航海時代であった1497年、バスコ・ダ・ガマがヨーロッパとインドをつなぐ航路を発見した際に「喜望峰」と名付けられた岬。

「喜望峰」が位置するのはアフリカ大陸の最南西端。大西洋とインド洋がぶつかる場所。旅人にとってあこがれの場所。ケープタウン周辺でも人気の観光地です。

ケープタウンから喜望峰への行き方は様々。レンタサイクリングやレンタカーでも行けますが、私は電車でサイモンズタウンまで行き、そこからヒッチハイク。

ケープタウンとサイモンズタウンを結ぶフォールス湾東岸を走る鉄道路線からは、海が見える壮大な景観が。車窓から見える景色が素晴らしかった。ただ帰りは満員電車でぎゅうぎゅうに。電車のドアからはみ出してる人もいたし(笑)

サイモンズタウンは海軍の基地が置かれている街としても知られている港町。1814年からイギリス海軍の南アフリカ拠点であり、今では南アフリカ海軍がその拠点を使用している。

17世紀後半からある街なので、街道沿いには昔ながらの建築が並び、歴史ある雰囲気を醸し出している。

またケープペンギンの繁殖地のひとつであるボルダーズ・ビーチでも有名。このビーチではたくさんのかわいいペンギンたちを近くで見ることができます。

ペンギンの姿をしばらく楽しんだ後は、ボルダーズ・ビーチの駐車場で喜望峰まで行く人々がいないか聞き込み。運よく喜望峰に行く旅行者が見つかり、喜望峰まで車で乗せて行ってくれました。

喜望峰のあるケープ半島は、その大部分が国立公園となっており、世界遺産にも指定されています。そのため入り口にはゲートがあり、ここで入場料を支払わなければなりません。

国立公園内は自然保護区なので、珍しい植物や野生の動物も保護されています。中でも野生のヒヒ「バブーン」は、公園内を歩き回っており、大きいのになるとちょっと怖い。野生だし。

車で行けるのは国立公園内にある駐車場まで、そこからケーブルカーに乗って灯台の展望台に行ったり、保護区を歩き回れるハイキングコースもあります。

喜望峰の眺めも素晴らしいのですが、体力のある方は歩いて喜望峰まで行くことをオススメします。

下の写真で見えるディアスビーチの奥に見える半島が喜望峰。あそこまで歩く。風がめっちゃ強い。

歩いて歩いてついにアフリカ最南端の喜望峰へ到着と思ったら、喜望峰は実はアフリカ大陸最南端ではないらしい。実際は150kmほど東にあるアグラス岬が最南端なのだとか。

人生には知らなくてもいいこともある。

おわりに

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