スペイン レンタカーの旅 (2) -グラナダ観光-

スペイン

サンミゲルアルト教会からの眺め

マドリッドから無事にレンタカーで脱出し、アンダルシア地方グラナダへ来ましたー!

グラナダは8世紀初旬から15世紀まで約800年の間イスラム支配地であり、レコンキスタ完了までイベリア半島最後のイスラム王朝として栄えました。

ナスル朝時代に建設された美しいアルハンブラ宮殿、川を挟んで向かい側の丘には中世時代からの白壁の家が建ち並ぶ美しいアルバイシン地区があります。

グラナダを歩き回るとイベリア半島がその昔イスラムの支配下であったことを強く感じさせます。

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グラナダからサクロモンテ

朝10:00頃まだ町が賑わう前、グラナダ中心からヌエバ広場を通って、サクロモンテの方角に歩き始めました。

アルハンブラ宮殿を川を挟んで右に見ながら、川沿いの道を歩いていきます。

左手にはアルバイシン地区。歴史を感じる中世の建物が立ち並んでいます。

左にアルハンブラ宮殿、右にアルバイシン地区

しばらく歩くと、左に90度曲がる角がある。そこからは急な坂を登っていきます。

この坂が結構急勾配なので、少しでも楽をしたい人はバスのC2を利用してサクロモンテに行くこともできます。

こんなに狭い路地をバスが走るなんて驚きですが。

Cuesta del chapizの交差点を右に曲がって坂をしばらく登っていくと、展望が開けてアルハンブラ宮殿の全景を眺めることができます。

サクロモンテからアルハンブラ宮殿が見える

左手には山の斜面に這うように建てられた白い壁の建物が建ち並ぶ。

この丘にはいくつも洞窟があり、現在でも洞窟内に住んでいる人々もいます。

洞窟内を見学したい人は、この地区にある”サクロモンテ洞窟博物館”を訪れることもできます。

サクロモンテ地区

サクロモンテからアルバイシン

サクロモンテを散策した後は、アルバイシン地区を歩き回った。

ここはグラナダで最も古いエリアだそうです。

白い壁の家にきれいに花が飾ってあったり、グラナダ伝統の陶器を壁に掛けたりしている建物があって美しい。

花やお皿が飾ってある

路地は狭く、まるで迷路のように曲がりくねっている。

わざと迷うようにして歩くのがおもしろい。

アルバイシン地区の狭い路地

ここで見逃せないのはサンニコラス展望台。

ここからアルハンブラ宮殿とグラナダの街、シエラ・ネバダ山脈が一望できます。

まだ5月なので、山の頂上付近には雪があります。

サンニコラス展望台からの眺め

サンニコラス展望台からアルバイシンを下っていき、グラナダ大聖堂方向に向かって歩いて行った。

しばらく歩くと広場に到着。

広場には必ずオープンカフェがある

スペインの広場には必ずといってよいほどオープンカフェがあり、太陽を浴びながら皆が楽しんでいます。

メインの通りはお土産屋さんやレストランが密集していて観光客も多く賑わっている。

しかし少し通りを外れると、まるで誰も住んでいないかのような静かな小さい通りが迷路のように入り組んでいます。

メンイの通りではジプシー音楽のパフォーマンスをしている人たちもいて、中世の町の雰囲気を盛り立てます。

ジプシー音楽の演奏

アルバイシン地区を下りきると、グラナダ大聖堂があるエリアに辿り着きます。

イスラムの影響を残す建築物が魅力的です。

グラナダ大聖堂

グラナダ大聖堂付近

グラナダ大聖堂からアルハンブラ宮殿

グラナダ大聖堂を見学した後は、昼食タイム。

一人9ユーロで2品メニューから選び、パンとデザートが無料でついてきました。

とってもお得な感じがしますよね。パエリャとアンチョビのサラダをおいしくいただきました。

ここから急勾配を登って、アルハンブラ宮殿に登っていきます。

アルハンブラ宮殿へ続く坂道から

ここでも楽をしたい人は、C3のバスでアルハンブラ宮殿のチケット売り場や、裁きの門近くまで行くこともできます。

私たちはグラナダカード(夜のナスル宮殿見学チケット付き)を持っていたので、チケットオフィスに並ばずにアルハンブラ宮殿の敷地内(無料のエリア)に入ることができました。

シーズン中は売り切れが続出し、個人でのチケットの入手が難しいこともあるアルハンブラ宮殿のチケットですが、このグラナダカード(グラナダカードの種類による)を購入すると、ナスル宮殿やヘネラリフェ庭園の見学が含まれています。

ここではヘネラリフェ庭園には美しい花が植えられ、糸杉がきれいに四角の形に剪定してあってきれいでした。

真ん中には水路が引いてあり、噴水があります。

ヘネラリフェ庭園

ここからナスル宮殿がある方向に、進んでいくとパラドール(国営ホテル)があります。

ここではカフェがあり、庭園をみながらコーヒーやお茶を楽しむことができます。

国営ホテルと聞き少しビビっていましたが、カジュアルな雰囲気で値段もそんなに高くないのでおすすめです。

少し休憩した後は無料で見学できるカルロス5世宮殿を見ました。

カルロス5世宮殿

その中にあるアルハンブラ宮殿博物館は無料で見学でき、内容も充実しているのでかなりおすすめです。

まだナスル宮殿の夜間見学まで時間があったので、すこし町の中心方向に坂を下ってみました。

この時、時間はもう8:00を過ぎていたが、こちらは昼のようにまだ明るい。

店で品物を物色していると、後ろから急にパトカーの音が聞こえてくる。

しばらくすると坂をぞくぞくと走ってくる人たちがいる。

何事かと思いきや、今日はグラナダでマラソンが行われていたようです。

グラナダマラソン

道路わきにはたくさんの人が並んで、ランナーたちに拍手をしたり、声援を送っている。

賑やかでスペインっぽいなーと思いました。

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アルハンブラ宮殿 ナスリッド宮殿夜間見学

22:00からはじまるナスル宮殿の夜間拝観のために、21:30ぐらいにナスル宮殿に到着しました。

アルハンブラ宮殿から見えるアルバイシンの夜景が美しいです。

21:40分を過ぎたぐらいから、ボチボチと人が並び始めました。

人が映らないナスル宮殿の写真が撮りたければ、先に並んで誰よりも先に見学するのが良いかもしれないです。

ナスル宮殿の中は素晴らしくきれいでした。

ナスル宮殿中庭

さすがイスラム建築の最高傑作と呼ばれるだけあります。

天井や壁に施された超細かい彫刻。青や緑、赤のタイルも鮮やか。

細かくデザインされたナスル宮殿内部

ナスル宮殿天井

繊細で美しい彫刻

ここから見えるアルバイシンの夜景も素晴らしい。

ナスリッド宮殿からアルバイシン地区の夜景

素晴らしすぎて、見学に少なくとも1時間以上はかかります。

おわりに

グラナダでのおすすめ夕日スポットは何といっても、サンミゲルアルト教会です。

最後にその絶景を紹介し、今日はここまで。

次はバレンシア、バルセロナへ行きます。

サンミゲルアルト教会からの眺め

グラナダの景色を楽しむ人々

旅の続きはこちら

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コメント

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