[ドイツ] フランクフルトとハイデルベルク、周辺の美しい木組みの家の街を巡って

旧東ドイツの街ドレスデンとエアフルトを訪れた後は、旧西側ドイツへ。まず訪れたのは、ドイツの金融の街フランクフルト。京都のシェアハウスで一緒に住んでいた友人を訪ねて。

その後フランクフルト周辺の美しい木組みの家が並ぶ街を巡ったり、クリスマスマーケットを楽しんだりしてケルンへ。ケルンから飛行機で南アフリカへと飛んだ。

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金融と商業の街フランクフルト

エアフルトの街を出て、ドイツの高速道路アウトバーンにあるサービスエリアへ。ここからいつものようにヒッチハイクを開始する。フランクフルトと書いた段ボールの看板を持ちながら。

サービスエリアの出口で待っていると、一人の女性が止まってくれた。どうやら今からスイスまで行くらしい。すごい長距離。スイスも魅力的で行ってみたかったけれど、予定があったのでフランクフルトで下車。

フランクフルトに到着すると、ドレスデンやエアフルトでは見られなかった、近代的な高層ビルが立ち並ぶ風景が。

ライン川の支流であるマイン川の流れるフランクフルトは、ドイツの金融や商業の中心地。フランクフルトに建ち並ぶ高層ビルの中にはドイツ連邦銀行や欧州中央銀行もある。

そんなフランクフルトには、京都のシェアハウスに住んでいた時の友人スザンナが住んでいて、彼女の家に転がり込ませてもらっていました。

家族の方々にも紹介してくれて、ご馳走までいただいてしまった。こちらは日本から送った蕎麦やカレーを作ったりしてお返し。

彼女が住んでいるのは、フランクフルトの郊外にあるノイ・イーゼンブルクという街だった。郊外の街らしく、こじんまりとした落ち着いた雰囲気の場所。

週末だったかな?青空マーケットが開かれていて、オーガニックの野菜やチーズ、ジャーマンブレッドが販売されたりしていた。毎週こんな風に地域の人々が集まる機会があるっていいよなー。

冬のフランクフルトは雨の日が多かったのだけれど、天気の良い日は自転車を貸してもらってフランクフルトの街へブラっと。

下の写真の右にある大きな茶色の建物は、「聖バルトロメウス大聖堂」です。13~15世紀にかけて建設されたフランクフルトのシンボル。

自転車で橋を越えて、まず向かったのがドイツ、ヨーロッパの交通の主要ハブとなるフランクフルト中央駅。この駅はドイツの中で最も利用者の多い駅なのだとか。

駅前にはケバブやファーストフードのお店がズラリ。アラブ系料理のレストランも多かったような。移民の人が多い地域なのかも。

その後は昔のドイツっぽい木組みの家が建ち並ぶ「レーマー広場」やフランクフルトが生んだ文豪ゲーテの生家を訪ねたり。フランクフルトのオペラハウスに行ったり。

フランクフルトには世界でも重要なハブ空港「フランクフルト国際空港」もある。そのおかげもあり、世界中からビジネスマンが集まる金融都市としても有名で、近代的な街の景色。

たまたま大学時代の友人もサイクルサッカーの世界大会でフランクフルトに滞在していたので、久しぶりに再会したり。

せっかくなので、長谷部誠選手の所属するフランクフルトのサッカーチームの試合を見に行ったり。

待望のクリスマスマーケットにも行ってみました。フランクフルトのクリスマスマーケットは人でごった返しているので、ダルムシュタットという街のクリスマスマーケットへ。

寒くて暗い夜に、温かみのある赤を基調とした賑やかな光。温かいグリューワインを飲み始めると、外気の寒さはだんだんと気にならなくなる。

薄暗い冬だからこそ、クリスマスマーケットで友人や家族で集まってグリューワインを片手に語り合うのは心が温まるのだろう。

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ゼーリゲンシュタット 木組みの家の街並みが絶景

フランクフルトにのんびり滞在中。伝統的なドイツの木組みの家が建ち並ぶような小さな街を訪れて見たいなーと思っていた。そんな話をしているとスザンナさんがおススメしてくれたのが「ゼーリゲンシュタット」という街。

フランクフルトからも15kmほどしか離れておらず、自転車で行ったら気持ちいいよーとの事。さっそく雨の多い天気の中、天気の良い日を選んで自転車で走る。

自転車専用の道路が整備してあって、森の中を気持ちよく走ったりすることもできた。GPSを頼りに、何回も方向が間違ってないか確かめながら。

そして2時間ぐらい自転車で走った後、ついにゼーリゲンシュタットへと到着。

ゼーリゲンシュタットは、17世紀から18世紀にかけて建設された木組みの家が数多く保存されている、素晴らしい景観をもつ街。

そんなゼーリゲンシュタットの街の中心は「マルクト広場」です。石畳に覆われた広場は、周囲を歴史を感じさせる木組みの家で囲まれています。

一階部分はレストランやカフェなどのお店になっており、この街に住む人の憩いの場にもなっているようでした。

そんなマルクト広場を中心に石畳の路地が広がり、その両側にも歴史や情緒を感じさせる木組みの建物が建ち並びます。

ゼーリゲンシュタットの街はマイン川沿いにある街。マイン川を挟んで対岸のバイエルン州に行くために、今でも自動車も乗せることのできる渡し船が運行されています。

私は往復のチケットを買って、対岸まで行ってすぐに戻ってきましたが、このまま自転車に乗ってバイエルン州まで行ってみたいという妄想をしてみたり。

フランクフルトから近く、公共の交通機関も出ていると思うので、時間があればぜひこの素敵な街を訪れてみてください。

リューデスハイム ライン川の畔のワイン造りが盛んな街

ゼーリゲンシュタットに加えてスザンナがオススメしてくれたもう一ヶ所が、ライン川の畔にある小さな街リューデスハイム。スザンヌがわざわざ車で運転して連れて行ってくれた。

リューデスハイムの名が初めて文献に登場するのは1074年。約1000年前の当時から水運業やワイン造りで栄えてきた街。現在でも街の丘陵地帯にはワイン用のブドウ畑が広がり、ライン川を巡るクルーズ船の発着場もある。

「父なる川」と呼ばれるライン川の畔で、昔の水運業とワイン造りを活かした観光で、今も街は成り立っている。

リューデスハイムの街も狭い石畳の歩道に木組みの家が建ち並ぶ美しい景観。クリスマスマーケットの時期だったので、色んなお店も出ていて賑やかだった。

クリスマスマーケットならではのお店や屋台で買い食いしながら街をブラブラと歩く。素敵なクリスマスのデコレーションに焼き栗や焼きアーモンドの香ばしい匂いが立ち込める通り。

大きな街でのクリスマスマーケットもいいけれど、こうやって小さな街で小規模に賑わっているクリスマスマーケットもいい。

古城あり美しい旧市街あり これぞドイツの絶景の街ハイデルベルク

ニュージーランドで出会って一緒にゲストハウスで働いていたこともある友人のアナが住んでいる街ハイデルブルク。フランクフルトからもそう離れていないので、日帰りで訪ねてみた。

ハイデルブルクを歩いていると、その美しさにすぐに心を奪われた。山の中腹に建てられた古城ハイデルベルク城、オレンジ色の屋根が美しい旧市街、街をゆったりと流れるネッカー川。

第二次世界大戦の際の空爆でも、ハイデルベルクはそれほど被害を受けなかったため、現在でも中世以来の美しい街並みが残っているのだとか。

またハイデルブルクはドイツで最古の大学があることでも有名です。神聖ローマ帝国の首都であった1386年にハイデルブルク大学は創設されました。友人のアナが学んでいるのもここ。

ハイデルベルクは学生の街。人通りの多いメインストリートから少し外れると、落ち着いておしゃれな雰囲気のカフェがたくさんある。

ここで学生生活を送っているという妄想をしながら、アナのお気に入りのカフェへ。ニュージーランドにいた時の思い出話で盛り上がる。

アナが学業で忙しい間は一人でハイデルベルクをブラブラと歩き回ることに。まずは山の中腹にあって、市街地からでも目立つハイデルブルク城へ登ってみることに。

ハイデルベルク城は、ノイシュバンシュタイン城とホーエンツォレルン城と並んでドイツの三大名城なのだとか。ルイ14世によって1689年に一度破壊されたそうですが、現在でも少しずつ修復を続けているそう。

一度破壊されているせいか、ちょっと今でも感じる廃墟っぽい感じがまたいい。

またハイデルブルク城から眺める街の景色が素晴らしい。まさにこれぞ中世のドイツの風景って感じでしょうか。

ハイデルブルクの街の景色をさらに美しくしているのが、街を流れるネッカー川の存在。この川に架かるのが1786年に建設されたカール・テオドール橋。

第二次世界大戦時に爆破され破壊されましたが、1947年に復元され現在のような姿に。石造りで茶色っぽい色が、街のオレンジ色の屋根とよく調和している。

ネッカー川には船が行き来し、今でも水運ルートとして使われているのかな。

旧市街側からこの橋を渡ってまっすぐ歩くと、山の中腹まで石壁に囲まれた坂道が続いています。

この坂道を登っていくと「哲学者の道」という散歩道に行き当たります。ここからのハイデルベルクの街並みも素晴らしい。

地元の人にも人気のようで哲学者の道をジョギングしたり、散歩している人、設置されたベンチで読書にふける人などがいました。

ドイツ、素晴らしい場所がたくさんあります。こんな場所で学生生活か。そんなのも良かったかなーと妄想。

ケルンから南アフリカのケープタウンへ

フランクフルトを離れ、ドイツ第四の都市ケルンへやってきました。ケルンの国際空港から南アフリカのケープタウンへと飛行機で飛び立つ。

ケルンには、中世の建築物や有名な美術館、博物館が多くあるのですが、時間の関係であまりじっくりは周れず。もうね冬のドイツは毎日の雨と寒さで、もうお腹いっぱいでした。

早く南半球に行って降り注ぐ日光を浴びたい。

もう心はケルンにはなく、いざ初めてのアフリカ大陸へ。

おわりに

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