[アンゴラ] ベンゲラで2週間 ボランティアとして働きながら次の旅への英気を養う

クワンザ・スル地方を旅した後は、再び南アフリカを目指して南下する。

スンベを離れ、次の目的地はベンゲラ。大西洋に面しており、アンゴラでも古い街の一つだという。

ここではセネガル以来のワークアウェイを利用し、ボランティアとして働きながら2週間ほどゆっくりさせてもらうことに。

ワークアウェイでベンゲラ滞在

クワンザ・スル地方を旅した後、やってきたのはベンゲラ。

ここではセネガルのパーマカルチャーファームで、ボランティアとして働いて以来のワークアウェイ。

お世話になっていたのは、クラウディアとルベンのお宅。コロニアル風の建築物で素敵。

この建物の一室に住まわせてもらっていました。

どうやって二人が出会ったのか聞いてみると、ルベンが自転車で世界中を旅していた途中、コロナの影響でアンゴラ国内から出られない状態に。

何とその間にルベンが滞在していたビーチで、クラウディアと運命の出会いを果たしたのだとか。

ここで彼らのラブストーリーについて長々と書くことはしないが、彼らはそれ以来アンゴラで二人の人生を歩むことに決め、現在に至るというわけだ。

現在は、クラウディアの母が経営していたガーデンセンターの仕事を、彼らが引き継いでマネジメントしている。

久しぶりの同じ場所に長期滞在できるということで、いつになくのんびりとダラダラと、観光もあまりせずのベンゲラ滞在を楽しませてもらった。

夕食ではワインなんかも飲みながら、旅の話で盛り上がったり、ネットフリックスで映画を見たり、友人の家にお世話になっているような感じがした。ありがたい。

そんな彼らのお宅でのボランティア内容は、有機栽培の畑を作りたいとの事でした。

私も色んな場所で畑の仕事の手伝いをしてきたので、大体の基本は頭にも入っているし、畑の作り方も少しはわかる。

ほぼ何もなかった土地を耕して、堆肥を入れて、マルチをかぶせて、種をまいて苗を作って。現地にあるもので何とか工夫して考える。

ピーナッツの殻が大量にあったので、粘土質の土壌改良に土の中に混ぜてみたり。

こんな感じで何とか形になりました。

将来ここでたくさんの野菜が育つ様子が楽しみ。

下の写真の彼らはニルソンとフェルミ―ニョ。二人とも畑を作る仕事を少し手伝ってくれた。

ベンゲラ滞在中にはあまり観光には出かけずに、YoutubeでDIYや自然農法関係のビデオを見たり、音楽聞いたり、次に旅する国ナミビアの情報を集めたりと引き篭もり気味の日々(笑)

そんな日々の中でも、最初の週末はルベンとクラウディアが、ロビトにある彼女の両親の家に連れて行ってくれた。

ロビトはその地理的特徴から、自然の良港として植民地時代から重要な都市として栄えてきた街。

コンゴやザンビアから象牙や鉱物などがロビトまで鉄道で運ばれて、それらが西洋へと輸出されていった。さらにキューバやブラジルへの奴隷貿易も盛んだった歴史があるとの事。

そんなロビトの中でも私たちが滞在していたのは、ラスティンガと呼ばれ、大西洋に突き出すように飛び出た半島にある地区。

目の前にビーチがあり、コロニアル風の建物が並んだ、アンゴラだけどヨーロッパにいるかのように感じる場所だった。

ここでの過ごし方は、週末という事もありとにかく休養。ビーチにタオルを敷いてごろり。

ビーチ沿いにあるレストランにも連れて行ってくれて、自分一人だったら絶対にしない贅沢をさせてもらった。

ちなみに彼らの話によると、下の写真のようなラスティンガの大西洋沿いのビーチでは、現在の9月や来月の10月になると、ちょうど南下してくる鯨たちが海辺に来るよう。

彼らがジャンプして巨体が水面へ跳ね上がる光景なんかも見れるそうだ。

また別の日にはベンゲラの街へも散歩しに行った。

家の前から150クワンザ(25円)のミニバスに乗って、10分ほどでベンゲラの中心部に到着する。

1617年に建設されたベンゲラは、アンゴラの中でも古い街。街にはコロニアル風の建物が多く残されている。

街の中心部にあるビーチもきれいで、人もそんなに多くはない。

広場も多くて、街の中に緑があるのもいい。散歩するのに楽しい街だった。

下の写真はベンゲラで見かけたコロニアル風の建物のうちのいくつか。

さらにベンゲラの街の風景写真を何枚か。

他の街と同様にコロニアル風の建物と共産主義時代の建物の不思議なミックス。

下の写真は、ベンゲラの街の中心部にあるビーチ。

街の中にあるビーチにしてはきれいで、人も少ない。

街の喧騒に疲れたら、ここに来るだけで癒された。

ビーチの近くにはベンゲラの美術館もあったので訪れてみる。

2部屋しかない小さなスペースに、ポツポツと展示物が置いてある。入場料は無料。

個人的なお気に入りは、上の左の写真の椅子。

アンゴラでソバと呼ばれる、各村の村長のような方のための特別な椅子らしい。木製で彫刻がとにかく素晴らしい。

ベンゲラの美術館の他の展示物もどうぞ。下の写真です。

石像、装飾品、家具、マスク。この美術館ではカビンダ地方から、またはコンゴ共和国、コンゴ民主共和国との面した地方からの展示物が多い印象。

初代大統領の乗っていたランドローバーまで展示されているのには笑った。

ちなみにコートジボワールで5月に散髪した髪の毛がボーボーに伸びていたので、ベンゲラにてヘアカット。

ほぼハサミの出番はなく、バリカンと剃刀のみを使って完成。

バリカンを肌に沿うように使うのでなく、宙に浮かして髪を任意の長さに刈っていく謎のテクニック。

お値段は120円と激安で、強制的にイメチェン成功?(笑)

あぁベンゲラでの滞在も今日が最後。

楽しかったけれど、また旅に出なくては。

明日からはルバンゴ地方、ナミベ地方、クネネ地方、そしてナミビア、南アフリカへ。

アフリカ旅もクライマックスを迎えている。

ベンゲラでのアンゴラビザ延長情報

場所: ベンゲラのサッカースタジアム(エスタジオ・ナシオナル・デ・オンバカ)内にあるSME(イミグレーションオフィス)

必要書類:

  1. 延長嘆願書(移民局でもらえる)
  2. ビザ延長用のフォーム(移民局で購入またはウェブサイトからダウンロード)
  3. パスポートの顔写真とビザページのコピー
  4. 顔写真×2枚
  5. 10,650クワンザ(銀行振込、ベンゲラの場合は移民局の隣に銀行あり)
  6. 所有日数5日間(パスポート預ける)

おわりに

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