世界には様々な美しい湖があります。
わが故郷、滋賀県にある琵琶湖もその一つですが(笑)、ここから遠く離れたマケドニアにも美しい古代湖が存在します。
その名はオフリド湖。
約500万年以上前に形成されたヨーロッパの中で最古の湖のひとつです。
スポンサーリンク
マケドニア、オフリド湖はどこにある?
マケドニアはバルカン半島南部に位置する小さな国。
あのアレキサンダー大王とマザーテレサが生まれた国でもあります。
オフリド湖はマケドニアの南西、アルバニアとの国境近くにあり、国境線は湖上にあります。
この地域はアルバニアが近いこともあり、アルバニア語を母語とするアルバニア人が多く住んでいます。
オフリド湖の大きさは358㎢で最深部が255mで平均水深は155mです。
ちなみに琵琶湖の大きさは670㎢で最深部は103m。
琵琶湖と比べて半分ぐらいの大きさですが、かなり水深がある湖ですね。
水深は深いですが、その水はめちゃくちゃきれいで透明度抜群。
湖面から魚が泳いでいるのが見えます。
湖岸沿いにはたくさんのビーチがあるので、夏の暑い日には湖水浴なんかもいいでしょうねー!
スポンサーリンク
オフリドの魅力
オフリドは2100mにもなる山岳風景と古代湖オフリド湖がある風光明媚な町で、その美しさからマケドニアの宝石と呼ばれています。
オフリドはその歴史も古く、紀元前12世紀頃からイリュニア人の都市があり、ヨーロッパでも最古の人類の定住地の一つと見なされているそう。
ローマ帝国、ブルガリア帝国、ビザンツ帝国で重要な宗教都市として栄え、かつで湖周辺には365もの教会があり、バルカン半島のエルサレムと呼ばれた時代もあったそうです。
その後オスマン帝国の支配国に入り、その多くは破壊されてしましましたが、現在修復が行われています。
オフリド市街の見どころは、教会建築だけではなく中世からの町並みが残されているところにもあります。
白く塗られた壁にせり出した2階部分、かわいらしい窓にオレンジ色の屋根が特徴です。
世界遺産に登録され、観光地と注目度が高まっているオフリドですが、まだまだ素朴で落ち着いた雰囲気があります。
ローマ時代の劇場がありますが、そこは地元の子供の遊び場でもあり、背後には住宅地が広がっています。
夏にはここでコンサートなども開かれるそうです。
オフリドを訪れた際は、湖岸沿いを歩き回るのがおすすめです。
湖岸沿いに歩いていくと、オフリド湖岸のせり出した崖の上に立つ聖ヨヴァン・カネオ教会があります。
オフリド湖が見える最高の位置にあり、息をのむような美しさ。
またここから坂を登っていった場所に、サミュエル要塞があります。
サミュエル要塞はブルガリア帝国時代の皇帝サミュエルによって築かれた要塞。
この要塞からはオフリドの町が一望できる場所として人気です。
オフリド湖周辺
オフリド湖周辺にはオフリド以外にも美しい場所があるので3ヶ所紹介します。
まずその1つがオフリド近くの町ストルガです。
ストルガもオフリドと同様にオフリド湖岸沿いの町です。
オフリドよりも観光地化されておず、のんびりと地元の人がどのように暮らしているか見たい人におすすめ。
大きな川が町の真ん中を通っており散歩するのが気持ちいい。
川沿いにはレストランやカフェがたくさんあり、昼間から地元の人々がぺちゃくちゃ喋っている。
失業率が高いので、暇つぶしに外に出てきてのんびりお喋りしているんです。
2つめのおすすめの場所がTrpejca村です。
オフリド湖の東海岸沿いにある、かなり小さい村です。
小さいのどかな漁村という感じの場所ですが、きれいな場所で観光客も少なく穴場です。
すぐそばの丘に上がることもでき、そこからの眺めはこんな感じです。
オフリド湖の色は本当に透き通った水色できれいです。
この丘の上には誰かが設置した、粋なベンチがあります。
ここで景色を眺めたり、本を読んだり数時間過ごしてしまいました。
3つめがスヴェティ・ナウムです。
この村の湖岸沿いには美しく、巡礼者が多い修道院があります。
修道院はセイント・ナウムにより905年に開設され、彼自身がこの修道院内の教会に910年に埋葬されています。
修道院内も見学することができ、美しいフレスコ画やセイント・ナウムが埋葬されている棺桶などがあります。
信心深い人々は、懸命に祈り、純粋な心を持っていれば彼の声が聞こえてくると信じられています。
敷地内にはなぜか孔雀がたくさんいます。
おわりに
いかかでしたでしょうか?こんなに美しい湖や町並み、建築物があるオフリド。ぜひ訪れてみてください。
オフリドを去った後は国境を越えて、アルバニアへ。
インスタグラムやツイッターでは旅の最新情報をお届けしています。よろしければフォローお願いします。
コメントを残す