[エジプト] 地中海沿いの絶景ビーチの街 メルサマトルー

たくさんの友人ができたアレクサンドリアを後にし、300km離れた街メルサマトルーへとヒッチハイク。

ヒッチハイクで車を探すのに苦労しながら辿り着いたメルサマトルーは、想像を越えた美しいビーチがある街だった。

想像以上に美しいビーチがあるベドウィンの街 メルサマトルー

アレクサンドリアからメルサマトルーまでのヒッチハイクは簡単でなかった。アレクサンドリアで最初の車を見つけるのに2時間以上待ち、その間にお金を恵んでくれようとする人まで現れる。

もちろんお金をもらうのは断りましたが、見ず知らずの人をこんな風に助けてくれようとするなんて驚きです。

その後もお金を恵んでくれようとする人々は現れて、断る私のポケットにお金を突っ込んでくれたり、バス代を支払ってくれようとしたりと驚きの優しさに度々遭遇。

もちろん全て断るのですが(断り切れない時もあるけど)、その善意がうれしい。

ここメルサマトルーでもカウチサーフィンでホストの方々にお世話になっていました。

一人目はモハメド。自称「伝統的な男」で、イスラムの教えを忠実に守り、それを誇りに思っている方。

彼の家族の家に泊まっていましたが、彼の妻には一度も会えず。彼にはもう一人妻がいて、彼女に会う機会があったのですが、モハメドから「目を合わさないでくれ。話しかけないでくれ。」と念を押される。

そんな事で戸惑う事はありましたが、彼はとても良い人で、友人を紹介してくれたり、ご飯をご馳走してくれたりと、とても良くしてくれました。

次にお世話になったのがファラージ。彼は市内にホテルを所有していて、何とカウチサーファーをホテルの一室でホストしている。

彼のホテルのルーフトップからの景色がとにかく素晴らしかった。オーシャンビュー!

ホテルの部屋もずっと滞在していたいぐらい快適だった…。

さらに他のカウチサーファー仲間も含めて、ホテルの屋上に設置されたテント内でお茶やフルーツまでご馳走してくれた。

最高のおもてなし!こんなに素敵な人々に出会えて幸運すぎる。

彼らにお世話になりながらメルサマトルーの街を楽しんでいたわけですが、この街のハイライトは何といっても美しいビーチ!

エジプト人にも観光客にも有名な美しいビーチを売りにした観光地で、夏のシーズンは観光客でいっぱい。

見て下さい!この海の色!そして石一つないさらさらの砂浜!

海水温度もちょうど良くて、体を海にあずけるともう楽園の心地。

子供達もビーチに大はしゃぎ!

ここはパブリックビーチなので、女性の肌の露出はハラム(禁止されている)。女性は服を着たままの姿で海の中へ。

下の写真のような区切られたスペースがあるビーチもあり、プライベート?な空間も楽しめるのがエジプト流。

クルーズなんかも楽しめるみたいで、アラブ音楽のかかった船の上でエジプト男子が機嫌よく踊ってました。

ビーチ沿いには、高層マンションがオーシャンビューを競うように乱立。

買ったアパートの前に、他の背の高いマンションとか建てられたらぶち切れしそう。

メルサマトルーのビーチは湾内にあるので波も穏やかで海水浴にぴったりなのですが、湾の外では激しい波が岸に打ちつけます。

長年の浸食により、このように天然の窓がある岩も。

穏やかなビーチでのんびりと過ごすのも最高に楽しいのだけれど、奇岩の広がる湾外の海辺を歩くのも楽しい。

気づいたら夕日の時間まで海辺にいることも(笑)

メルサマトルーの街自体は、これといって見所はなかったような気がする。

観光客用のアパートやホテルが建ち並び、どこにでもあるような街の風景。

海沿いの街なので魚は安くて美味しかったけれど。

老舗のカフェでおっちゃん達がお茶やコーヒーをすすりながら談笑してたりね。

メルサマトルーの街がカイロやアレクサンドリアと違ったのは、ベドウィン族の人々が多く住んでいることかもしれない。

ベドウィンとは、アラビア語で「砂漠の民」という意味です。そしてベドウィン族とは、サハラ砂漠の大西洋岸、西部砂漠やアラビア砂漠などの砂漠地帯で遊牧生活を送る民族の事。

現在どれほどのベドウィン族が伝統的な遊牧生活を送っているのかは知らないのですが、メルサマトルーの街はベドウィン族の街だという事でした。

その証にメルサマトルーの街には、ベドウィン式レストランを多数発見しました。

ちなみにお店の中はこんな感じ。高くなった床の上に靴を脱いで上がり、そこにはクッションが置いてある。

席に座ると、ちゃぶ台みたいな小さな四角いテーブルに料理が乗って運ばれてきます。

鶏肉定食(300円)を頼んだのですが、スープにスパゲッティにご飯に鶏肉、豆の煮物にサラダと食べきれないほどに出てくる。

お代わり自由ですが、お代わりの必要なし。食後には紅茶とミントティーの二種類が出てくる。

このお茶をチビチビやりながら、しばらくレストランに居座っても何も言われない。

グループになるとこんな感じに。

最後に、メルサマトルーの街から少し郊外にも、めちゃくちゃ美しいビーチがあります。

一番有名なのがアギーバビーチ。

崖と崖の間に隠れたシークレットビーチのようなロケーションですが、有名で人が多すぎ。

この海の色の美しさは反則です。

エジプトって砂漠のイメージで、あまり海ってイメージはなかったんだけれど、いい意味でイメージを覆されました。

おわりに

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