旅に出たくなる風景(2)氷河が紡ぎだす絶景の宝庫パタゴニア チリ編

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「旅に出たくなる風景」第二弾はチリ側のパタゴニア。パタゴニアの地形と気候は、アンデス山脈を境にアルゼンチン側とチリ側では大きく異なります。

アルゼンチン側のパタゴニアはアンデス山脈付近を除いて、ほぼ半砂漠地帯。一方チリ側では北西からの強い偏西風がアンデス山脈にぶつかることで雨雲が生まれ、雨が多く緑に覆われている。また氷河が生んだフィヨルド地帯も。

前回はアルゼンチン側のパタゴニアの絶景を紹介したので、今回はチリ側パタゴニアの絶景を簡単に写真で紹介していきたいと思います。写真だけでも見て、誰かがパタゴニアに行ってみたいなと思ってもらえたら嬉しいです。

まずは私がチリ側パタゴニアで訪れた場所を地図にまとめてみました。北はラ・フンタという街から、南はプエルト・ナタレスまで旅をしました。

各地での旅の詳細に興味がある方は、各ブログ記事のリンクを貼っておくので、そちらも覗いてみてください。

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ラ・フンタ周辺 ロセロット湖

ではさっそく北から紹介してきましょう。最初に紹介するのはロセロット湖。最寄りのラ・フンタからの半日旅行もオススメ。

あまりの美しさにため息が出るほどの湖をボートでクルージング。太陽光が注ぎ込み、湖は淡いブルーに。湖の水も汚染されておらず、手で直接すくって飲むこともできるのです。

プエルト・パウル・マリン・バルマセダ

ラ・フンタからガッタガタで舗装されていない道を太平洋側まで行くと、そこはプエルト・パウル・マリン・バルマセダ。

海に砂浜に、豊かな森に、遠くに見える雪山。

これまでたくさんの夕日を見てきたけれど、ここで見た光が今までで一番美しい夕日だったかもしれない。

ケウラット国立公園

ケウラット国立公園。この国立公園の入り口はラ・フンタから66km南にあります。

絶景ポイントまでのトレッキングも、それほど難しくなく、初心者の方でも大丈夫。氷河からの水が流れ込む川を越え、豊富な降水量を感じさせるジャングルのような森を通り抜けて行きます。

うっそうとした森を越えた後に辿り着くビューポイントで姿を現すのは、氷河が崖にせり出しており、そこから水が滝のようになってズゴォーとという音を立てて流れ込んでいる圧巻の景色。

ラ・フンタからケウラット国立公園までの旅は、こちらにもっと詳しく書いてあります。よろしければ合わせてどうぞ。

コジャイケ周辺の絶景の湖たち

ボランティアとしてファームの仕事を手伝いながら1ヵ月ほど滞在していたコジャイケですが、周辺には大自然が広がり、美しい湖がたくさんありました。

私が訪れた湖の絶景を少しずつ紹介したいと思います。

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パロマ湖(Lago Paloma)

エリザルデ湖(Lago Elizalde)とラグーナ・ベルデ(Laguna Verde)

デシエルト湖(Lago desierto)

カロ湖(Lago Caro)とその道中(ルートX684)の風景

記事の最初の方でアップした地図を見てもらうと、かなり辺境の地にある湖もあるので、効率よく回りたい方はコジャイケかバルマセダ空港でレンタカーを借りるのがおススメです。

もちろん私のようにバスとヒッチハイクで辿り着くことも可能です。

セロ・カスティージョ国立公園

コジャイケから64kmほど離れた位置にあるセロ・カスティージョ国立公園。ここではいくつもの川を越え、レンガの森を通り、氷河やラグーンが広がる、美しいパタゴニアの風景を楽しみながらトレッキングすることができます。

トレッキングの詳細と下記で紹介するマーブル・カテドラル洞窟の情報は、こちらの記事で紹介しています。

マーブル・カテドラル

マーブル・カテドラルは、大理石の岩肌が6000年も時間をかけ浸食されできた自然の洞窟。自然が長い年月をかけて作り出した芸術。不思議な形に浸食されています。

そんな洞窟内に湖面に反射した日光が差し込み、美しい大理石の模様を浮かび上がらせる。ゆらゆらと青の光が広がる、幻想的な世界。

パタゴニアの秘境 サン・ロレンソ山

たまたまボランティアとして滞在していたこコクランという街の近くのサン・ロレンソ牧場。標高3600mのSan Loranzo(サン・ロレンソ)のすぐ麓にある牧場で電気も十通っていない。

ファームからは分厚い雪につつまれ氷河を抱いた美しい山が見え、牧場を起点に自由にトレッキングが楽しめる。誰も行ったことがないような場所に行きたい秘境好きにオススメ。

このサン・ロレンソについて情報があるのは、このブログだけじゃないかな。質問等あればお気軽にどうぞ。

オヒギンスからアルゼンチンへ国境越え

カレテラ・アウストラル街道の南果てにあるオヒギンズ。ここからオヒギンズ湖をボートで越え、トレッキングでアルゼンチンのエル・チャルテンまで行けます。

ボートには自転車も詰め込めるので、チャリダーの人たちにも人気の国境越えコース。30km以上の距離を全ての荷物を抱えて歩くのは辛かった。

この国境越えについて、もう少し詳しく知りたい方は、こちらの記事をどうぞ。

トレス・デル・パイネ国立公園

世界で最も美しい場所と名高いトレス・デル・パイネ国立公園。ニョキニョキとそびえ立つ岩の塔、数ある氷河とそこから流れ込む、美しい色をした川や湖。

ここのセロ・パイネ・リザーブ一員として、オーガニックファームでボランティアとして働いていた日々。

その間にトレッキングで訪れたトレス・デル・パイネ国立公園の美しい自然を紹介します。

トレス・デル・パイネ ビューポイント(Mirador Base de Torres)

一番人気のトレス・デル・パイネビューポイント。トレス・デル・パイネ国立公園を訪れた人なら、まずは誰もが一番行きたいのがこの場所。日帰りでのトレッキングもできます

セロ・パイネ(Cerro Paine) 360度のパノラマビュー

360度のパノラマが楽しめるセロ・パイネ。風が強く吹いていることが多いので、快晴で風が強すぎない日を選んで登りましょう。

ブリタニコ ビューポイント(Mirador Britanico)

続いて紹介するのがブリタニコビューポイント(Mirador Britanico)です。Wトレッキングや後に紹介するOトレッキングと呼ばれるコースの一部にもなっています。

サイレントバレー(Valle de Silencio)

続いてはサイレントバレー(Valle de Silencio)です。このトレイルを歩くにはCONAFからの許可証が必要です。国立公園の入り口にある、アマルガ(Amarga)のCONAFオフィスで許可証をもらいましょう。

バデルバレー(Valle Bader)

続いて紹介するバデルバレー(Bader Valley)もCONAFからの許可証が必要です。同じようにアマルガ(Amarga)にあるオフィスに行って取得しましょう。

バデルバレーへの入り口は、全くマークされていません。事前にどこが谷への入り口か、知っておく必要があります。Refugio Cuernosの少し手前に登山口はあります。

Oサーキット トレッキング(O Trek)

最後に紹介するのはOトレックと呼ばれる、トレス・デル・パイネ中を9日間ほどかけてグルッと歩くコース。

トレス・デル・パイネ国立公園の美しさを満喫できる一番おすすめのコース。

こちらの記事では、トレス・デル・パイネ国立公園の各トレイルについて、もう少し詳しく書いています。よろしければどうぞ。

おわりに

最後まで読んでいただいてありがとうございます。少しでもパタゴニアの風景を知っていただけましたか?

チリ側のパタゴニアも絶景の宝庫で私のお気に入りの場所です。ぜひとも一度訪れて見てください。

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