[アメリカ] ニューヨーク これが現代を代表する大都市か

西アフリカ縦断の旅を終えて、アメリカ合衆国のニューヨークへとやってきた。

ケープタウンからカタールのドーハまで9時間。乗り継ぎでニューヨークまでの便が9時間後の予定だったが、それが6時間遅れてしまう。

そしてドーハからニューヨークまで14時間のフライト。空港に到着した時間が遅かったので、そのまま空港で野宿という過酷なスケジュールを経て、ようやくニューヨーク市内へ。

ニューヨークのマンハッタンを歩き回ってみる

JFK空港で目覚めた(ほとんど一睡もできなかったけれど)のは、朝の4:30。ターミナル5で空港野宿したのだけれど、24時間空港とあって深夜になっても静かになる事はなかった。

空港からはエアポートリンクという電車が市内の地下鉄とつながっていて、8-10ドルだったと思うけど少々割高に感じる。

そこで私はエアポートリンク内のLefferts Boulevardという駅に行き(ここまでは無料)、そこからQ10のローカルバスに乗って、終点のKew Gardensの地下鉄駅で下車。

そこから地下鉄に乗ると、市内のどこまでも行けて、値段はバスを含めて2.9ドルとかなり節約が可能。

それにしても地下鉄一回の料金が2.9ドル(約450円)って高くない?円安もあり、ニューヨークの物価は激高に感じる。

ニューヨークでもカウチサーフィンを使って、地元の人の家に泊めてもらう。

ニューヨークで最初のホストはエンキン。中国系のアメリカ人で、9歳で両親の仕事の関係で渡米してきたのだとか。

エンキンは以前はアメリカ海軍で働いていたのだが、現在はホリスティックセラピーの先生として働いている。

ちなみにホリスティックセラピーとは、Chat Gptによると、

ホリスティックセラピーは、健康問題を解決したり全体的な健康を追求する際に、心・体・精神・感情など、人全体を考慮に入れる医療アプローチです。

ホリスティックセラピーの基本的な考え方は、人の生活全般が繋がり合っているというものです。症状や特定の部分だけに焦点を当てるのではなく、心身のバランスを整えるために、全体的なアプローチが重要だとされています。

ホリスティックセラピーの特徴をいくつか挙げると:

包括的なアプローチ: ホリスティックセラピーは、身体的な健康だけでなく、精神的、感情的な健康、人間関係、ライフスタイル、スピリチュアルな側面など、人の全体像を考慮に入れます。

個別の治療: 一人ひとりの独自のニーズや状況に合わせて治療法を提供します。さまざまな治療法やテクニックを組み合わせ、健康の複数の側面に対処します。

予防に焦点を当てる: ホリスティックセラピーは、健康を維持し病気を予防するための取り組みを重視します。ライフスタイルの改善や健康的な習慣、全体的な健康をサポートする実践を奨励します。

さまざまな手法: 西洋医学だけでなく、鍼治療、ハーブ療法、ヨガなどの代替療法、心理療法、栄養指導、マインドフルネスなど、さまざまな治療手法を取り入れます。

心身のつながり: ホリスティックセラピーは、心理的、感情的、スピリチュアルな健康が身体的健康に及ぼす影響を認識しています。思考や感情、スピリチュアルな信念が人の全体的な健康に与える影響を考慮します。

自己責任と自己励起: 健康の積極的な選択を促し、自身の身体の世話をし、自己の治療プロセスに参加することを奨励します。

総じて、ホリスティックセラピーは、症状や疾患だけでなく、人全体の健康と調和を促進することを目指しています。個々の人にバランスと健康をもたらすための全人的なアプローチを重視しています。

滞在中に彼のセッションに参加させてもらったのだけど、呼吸法や脊椎の改善などめちゃくちゃ面白かった。

彼はクイーンというニューヨークの地域のクイーン・プラザ駅近くに住んでいる。

この周辺はニューヨークでも新しく急速に発展しているエリアで、現在は中国系の人が多いのだとか。

ここからニューヨーク一のマンハッタンには地下鉄で繋がっている。

通常の一回乗車券は2.9ドルで2時間以内なら地下鉄とバス乗り放題。ただ、地下鉄の改札の横には非常口があって、お金のない人は内側から開けてもらってプラットフォーム内に入れる…。

この非常口からの侵入は違法なのだが、ほぼ誰も気にしないほど常習の行為となっていて、している人がいても誰もほとんど気にしない…警察さえ(笑)

エンキンがユニオンスクエアで毎週3回行われているというファーマーズマーケットへ買い物に行くというので一緒に行くことに。

ユニオンスクエアは、高層ビルの合間にあるマンハッタンの広場の一つ。マンハッタンにはたくさんの小さな広場があるのだけれど、それぞれが大都会にあるオアシスのようでホッと一息つけるような感じ。

有機野菜や手作りのジャムや燻製などが販売されていて実に興味深い。

その後は、マンハッタン中を歩き回る。11月後半のニューヨークは木々の色も黄色や橙色の秋色に。

南アフリカは夏だったので、余計にニューヨークが寒く感じる。

マンハッタンは、斬新なデザインで見上げても頂上が見えないような高層ビルに、少し古めのレトロな建物が混ざり、近代的な都市ながらも、なんだか古さも感じる都市だ。

誰もが名前を聞いたことがあるような、ニューヨーク取引証券所、エンパイアーステイトビルディング、ワールドトレードセンターなど有名な建物がズラリ。

観光客が多いのもあるのだろうけれど、多国籍な人種も入り混じっていて、今まで訪れて来た国を混ぜてギューッと一つにして都市になった感じ。

なるほど。これが現代の世界一の国の大都市か。予想を越えて面白い。

またニューヨークには遊び心も満載だった。

例えばこちらはハイラインと呼ばれる遊歩道。廃線になった鉄道路線を再利用した公園で、遊歩道には轍も残り、植物も植えられ、アート作品もあり、高架から眺められる都市の風景が実に面白い。

ハイラインの遊歩道の南出口の近くに二は、リトルアイランド(Little Island)と呼ばれるユニークな公園もある。

イギリスの建築家でデザイナーのThomas Heatherwick(トーマス・ヘザーウィック)と彼のデザインチームによって設計されたハドソン川に浮かぶ人口島にある公園。

自然と都市の融合をテーマにしたプロジェクトで、公園内で植物や花々が育ち、自然環境を感じながらリフレッシュできる空間に。

また、公園内にはアート作品もあり、様々なイベントも定期的に開催されているのだとか。めっちゃいいやん。

そしてついに足を運んだのが、有名なタイムズスクウェア周辺。

もちろん旅行者がほとんどなのだろうけれど、様々な人種が同じ場所にいて、色とりどりのネオンライトに囲まれて、面白いデザインの高層ビルが林立していて、不思議な光景であった。

また、ニューヨークの中でも異彩を放つチャイナタウンを訪れてみた。ここはアメリカで最大の中国系アメリカ人のコミュニティ。

コミュニティの中にある市場に行くと、そこは別世界。中国語が飛び交い、まるでアジアに戻ってきたかのような雰囲気で最高だった。

本格中華もニューヨークとは思えないほど安く食べられる。

特に狙ったわけではないのだが、たまたまThanksgiving(感謝祭)が行われる日にニューヨークへ滞在していた私。

せっかくなのでマンハッタンを縦断するメイシーズ・サンクスギビング・デイ・パレードを見物。

数々の巨大な風船や、バンド演奏、ダンスなどが行われる大規模なパレードで、人混みがすげぇ…。

アメリカを代表するキャラクターに混じって、何と悟空、ルフィ、ピカチュウも登場。

その後には子供の頃に衝撃的だった事件が起きた場所ワールドトレードセンターを訪れる。

そこには9.11事件の犠牲者を追悼するために作られた「9.11メモリアルプール」と呼ばれる感動的な作品がある。

世界貿易センタータワーの跡地に設置された2つの巨大な正方形のプールで、周囲には事件で犠牲になった人々の名前が刻まれ、流れる水がプール中央の穴に吸い込まれていく。

吸い込まれていく水を見ていると虚しさと悲しみがこみあげてくるような、そんな場所だった。

ニューヨーク滞在中の二人目のカウチサーフィンホストはスタテン島(Staten Island)に住んでいたので、そこまで移動するのだが、マンハッタンとスタテン島はフェリーで結ばれている。

このフェリーはなぜか無料で乗れる事ができ、そこからマンハッタンの絶景を堪能できるのだ。

少し遠いけれど、自由の女神もフェリーから見える。 それにしてもマンハッタンの高層ビル群すごいわ。

西アフリカの縦断旅を終えたばかりだったので、ニューヨークの近代的な都市とのギャップに、ただただ圧倒されてしまった。

同じ地球上にある場所で、この差は何だ。我々は実に興味深い世界に生きている。

おわりに

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