[ナミビア] ナミビア入国 オシャンカティからエトーシャ国立公園へ

2ヵ月間滞在したアンゴラに別れを告げ、ナミビアへ。

新しい国に入国する時は、毎回のように慣れ親しんだ国を離れる寂しさと新しい国へのワクワク感が入り混じったような何とも言えない気持ちになる。

さてアフリカの旅も残すところあと僅か。いざナミビアへ。

オシャンカティからエトーシャへ

アンゴラのオンジバで最後の日を過ごし、ナミビアとの国境サンタ・クララへと向かう。

オンジバでも、最後の最後までカトリック教会にお世話なって泊めてもらってありがたい。

ナミビアでも教会か警察署に泊めてもらいながら旅できればいいけれど、どうなるだろうか。

ナミビアとの国境に到着すると、入国審査に長い列ができていて嫌な予感。

当日は月曜日だったこともあり、多くのアンゴラ人がナミビアへ仕事をしに国境を越える日でもあるらしい。

なんとか長時間の待ち時間を避けようと、ナミビアの警察に「日本からの旅行者なんですが、外国人の旅行者も同じ列に並ぶのですか?」と遠回しに何とか先に行かせてもらおうとするが、

「アンゴラ人だけでなく、ジンバブエやコンゴからの人もいる。なぜお前だけ特別扱いしなければならないのだ?」とあっさり却下。その通りだと思うので黙って従わざるを得ない。

それでもそれほど待ち時間は長くなく1時間ほどで入国審査へ。

日本人はナミビアに入国する際に事前にビザの取得は必要ない。90日まで申請できるので、私は60日で申請。

楽勝だろうと思っていると、イミグレの女の子が「ナミビアのビザはある?」と聞いてきて、

何も知らないんだなと思って、「日本人は事前にビザの取得は必要ないはずですが?」と答えると、

「私の無料ビザリストには日本は入っていません」とまさかの答え。

「もう一度ちゃんと確認してください。絶対に日本は無料ビザリストにあるはずですから」と促すと、

「いや日本はリストにありません。ビザが必要です」と…えぇー…まさかの展開。そんなはずはないのに面倒くさいことになった。

とあきれていたら、「冗談ですよ。2ヵ月でいいですね?」って、おい!ナミビアってそんなノリなん?

イミグレでこんなわかりにくい冗談を言ってくるとは初めての経験で焦った。まぁ無事にスタンプがパスポートに押されたのでよしとしよう。

国境からは、オシャンカティという街までヒッチハイク。止まってくれる車全てがタクシーで、お金を払えないと言うと秒速でアクセルをふかして去っていくナミビアのドライバー。

かなり苦労したけれど、若い男性が運転する車が乗せてくれた。彼もタクシードライバーだけれど、「他のお客さんが見つかるまで待てるのだったら乗せていってやる」との事でありがたく承諾。

だがこれからのナミビアヒッチハイクに少しの不安を残すことに。

ナミビアに入国して最初に感じた事は、道路がきれいに舗装されている事。アンゴラのデコボコ道とは大違いだ。

それだからかナミビアのドライバーはめっちゃスピード出す。170kmで走ってるときにはビビりました。

オシャンカティに到着して最初の印象は、発展した国だなという事。

スーパーマーケット、ショッピングモール、ホームセンターなどが建ち並び、アンゴラとは全然違う(笑)

ケンタッキー・フライド・チキンもあって、当然無料のWIFIが使える。

オシャンカティはナミビアのなかでも最もカオスな街らしいが、アンゴラから到着した私にとっては、え?全然カオスじゃない。

この街ではカウチサーフィンで、マガノの家族にお世話になっていた。

彼女は自分の子供二人に加えて、他の親戚の子供の世話もしていて大家族での暮らし。

10人以上が一緒の家に住んでいるので、食べ物を買うのだけでも一苦労。

私もお世話になっているのでジュースや食料を買ってくるのだけれど、一瞬でなくなる。

いやいや大家族で暮らすって大変や。めっちゃお金かかるでこれ。

オシャンカティでは、彼らの家にお世話になりながら、古着を買ったり、ナミビア用のシムカードを買ったり(長者の列で6時間かかった…)と、これからの旅の準備をゆっくりさせてもらった。

ナミビア最初の街で、少し落ち着くことができて本当に感謝である。

ちなみにオシャンカティ周辺をヒッチハイク中に偶然街から離れた村を訪れることができた。

こういった村での暮らしも知ることができたらと思う。

ナミビアで一番有名な国立公園 エトーシャ国立公園

ナミビアに入国してから、最初の目的地はエトーシャ国立公園であった。

エトーシャ国立公園はナミビアで一番有名な国立公園。

10月までの乾季には自然/人工につくられた水場にたっくさんの動物が集まるという様子をこの目で見てみたかった。

といっても車で旅しているわけではないし、レンタカーを借りる気もない。

友人の旅人は国立公園内でのサファリも、ヒッチハイクでしていたので、「まぁ俺もやってみるか」という事で、食料だけ買ってエトーシャ国立公園の北ゲートへ向かった。

北ゲートまでのヒッチハイクは順調で、ゲートでも「国立公園内のキャンプ場からキャンプ場まではヒッチハイクしてもいい」という許可をもらった。

ちょうど到着した5分後にサファリに行く車が止まったので、その方達に乗せてもらって、まずはナマトニキャンプ場へ向かう。

道中ではいくつかの水場にも寄ってくれた。

そこにはシマウマやキリン、ゾウの姿が。ケニアとタンザニアのサファリでこういった野生動物は一通り見てしまったので、何だか感動が薄いのを自分でも感じるが。

ナマトニキャンプに到着し、ここでエトーシャ国立公園への入場料を払う事になっているので受付へと向かう。

ただここで問題発生。何と国立公園内でのヒッチハイクはキャンプ場間でも禁止されているという…。え?北ゲートで聞いた話と違うのですが…。

そして警察の到着を待ち、色々と質問を受けて荷物をチェックされた後、エトーシャの東ゲートへ送り届けられた…。まぁ追い出された(笑)

聞いた話と違うという事で、こんな少しの時間で入場料を支払う事は免れたけれど。

とりあえずこの日はもう16:00を過ぎていたので、最寄りのオシベロという街までヒッチハイクで辿り着き、再び色々と質問は受けたが、この日は警察署でテント泊させてもらえる事に。

「お腹減ってるだろう?」と山羊の煮込み肉とパップ(小麦粉?)まで頂いた。「これがナミビアのホスピタリティよ」とめっちゃ優しい警察の人達。

さて明日はどうしようかと考えたけれど、このままだとエトーシャを少し見ただけなので、このままでは終われない。

“国立公園内”でのヒッチハイクは禁止なのだから、ゲートの外から車を見つけて彼らと行動を共にするか、その日のうちにゲートの外へ出る車を見つければ問題ないはず。

という事で翌日は気合を入れて朝の5:30に起床。

国立公園へと向かう道路上には6:30に到着し、ヒッチハイク開始。

これだけ朝早く始めれば一台くらいみつかるはず…だったのに…。

待てども待てども、誰も拾ってくれず、逆方向からの車(国立公園から出てくる車)は多いのに、国立公園に向かう車は少ない…。

それもそのはずで多くの観光客は首都のウィンドホークからエトーシャの南ゲートへ向かい、そこから国立公園へと入園。そして東ゲートに抜けるのだ。

14:00になっても車が見つからないので、もうリスクを冒すしかないと、東ゲートにて車を探す。

ゲートのセキュリティの人々とは仲良くなり、私がヒッチハイクをしているのも問題ないようだった。

だがしかし…不運な事に国立公園のボスと警察の偉い人が東ゲートを通りかかり、ヒッチハイクをしている私を発見してしまった。リスクを冒したのが裏目に出たのはしょうがない。

まぁ全てがうまくいく訳ではないとのことでしょう。また色々と質問された後、「あなたはエトーシャ国立公園への出入り禁止ね」と(笑)

まぁ冗談だと思うけど、しばらくここには近づかない方がよさそう。さよならエトーシャ。

傷心しながらオシベロの警察署へ戻り、当日はまたお世話になって。またご飯を食べさせてくれる。

翌日はオシャンカティヘ戻り、マガノと彼女の家族と再会。「いつでも戻ってきてね」と優しい言葉をかけてくれる。

もうエトーシャのことなんかどうでもいい。まぁリスクを冒して失敗しただけの事。他のナミビアの方々から受けている恩に比べたらかすり傷。

エトーシャの事は忘れて(それでも無料で少し見れたけど)、気を取り直してナミビアの旅を楽しんでいく。

次の目的地は、ナミビア北西部のオプヲへ。

おわりに

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