[ガボン] リーブルビル到着 ガボンの人口の半分が住む都市

ベナンから久しぶりに飛行機でやってきたのはガボン。

自国以外の第三国ではナイジェリアのビザを取るのが難しく、そして高い(30,000円以上)。隣国のカメルーンもビザが高額(20,000円以上)。

そのため使いたくない飛行機を使ってでも、この二か国をすっ飛ばして辿り着いたのがガボンという国。

2023年の2月末からG20加盟国に対してビザ無料となったのも、この国を訪れようと思った理由だった。

さてさて中央アフリカ地域を訪れるなんて、子供の頃は夢にも思わなかった…。一体がガボンではどんな出会いと驚きが待っているのか。

リーブルビル 海辺を歩くのが楽しいガボンの首都

ベナンのコトヌーからガボンの首都リーブルビルへやってきたのは午後4:00。

ルワンダエアーの飛行機では機内食でサンドイッチ(お代わり可)、ハイネケンのビールを飲みながらの快適なフライトだった。

ヨルダンからイタリアに飛んで以来、ずぅっと陸路で旅してきたけれど、久しぶりに乗る飛行機も悪くない。

ガボンの首都リーブルビルの空港に到着し、しかめ面の入国審査官に無事にパスポートに入国スタンプを押してもらう。ビザ無し入国は実際に適用されているようだ。

空港ではタクシーも待ち構えているが、誰も声をかけてこない。穏やかな旅のスタートだ。

空港からリーブルビルの滞在先までは海岸沿いを通って行くのだが、人気の少ない何とも穏やかなビーチが広がっている。

西アフリカではどこでも声をかけられて、何だかその賑やかな雑踏感を楽しんでいたのだが、それとは反対に、この海の穏やかさはガボンという国の空気を現しているように感じた。

ガボンについてChat Gptに簡単に教えてもらうと、以下のような回答をもらった。

  1. 位置と地勢: ガボンは赤道直下にあり、大西洋に面しています。周囲をカメルーン、コンゴ共和国、赤道ギニアと共有しています。
  2. 首都: 首都はリーブルヴィル(Libreville)で、国内最大の都市でもあります。
  3. 言語: 公用語はフランス語ですが、バントゥー系の地方言語も話されています。
  4. 人口: 2021年時点での人口は約220万人です。
  5. 政治: 大統領制を採用しており、大統領が国家元首を務めます。
  6. 経済: ガボンは天然資源に恵まれた国であり、原油産業が主要な収入源です。森林資源も重要な経済的要素です。
  7. 環境保護: ガボンは多くの自然保護地域を有し、環境保護に力を入れています。2002年には森林保護のために26,000平方キロメートル以上の面積を国立公園として指定しています。
  8. 文化: ガボンの文化は多様で、伝統的な音楽、踊り、彫刻、マスクなどが特徴的です。
  9. 観光: 自然美が豊かなガボンには、熱帯雨林、美しいビーチ、野生動物など、多くの観光スポットがあります。
Chat Gotより

なるほど国土の割に人口が少なく、資源に恵まれた国でありながら、環境保護にも力を入れている国という事らしい。

ちなみにアフリカの国々のなかでもガボンの平均所得は高い方らしい。リーブルビルの様子だけを見ていればそれは少し感じることができた。

バイクはほとんど見かけず車社会。多国籍な人々が働くビジネスの街という印象だ。

カウチサーフィンで泊めてもらっていた女性もエチオピア出身であった。

一週間の滞在だけでも、カメルーン、セネガル、レバノン、モーリタニア、中国、フランス、ブルキナファソ出身の人々と出会った。

またガボンでは自国の農業が発達しておらず、ほとんどを隣国や他国からの輸入に頼っている。

そんな輸入品が揃うスーパーの物価はヨーロッパよりも高い。レストランでも600円以上払わないと食べられない印象。

それでも路上でオバちゃんから昼食を買うと一食1200-1500セーファ(250-300円)ほどで食べれるのだが。ちなみにサンドイッチは500-800セーファ(100-160円)。

ベナンでは30円で食べられていたパイナップルがここでは300円と10倍の値段。パパイヤも3倍の値段がする。

この値段の差に慣れるのに少し時間がかかった。

リーブルビルは海岸沿いを歩くのが気持ちのいい街。

朝や昼間はほとんど人の気配が無いのだが、夕方になると人が集まってくる。

そしてこの時間に合わせてビーチには、ココナッツ、サンドイッチ、スナック菓子、ジュースなどを販売する屋台が出現する。

ビーチから離れずとも軽食がとれるのは快適だ。そして落ちていく夕日が美しい。

ちなみにこちらは、リーブルヴィルのビーチで目撃したゲーム。

お金を支払って、コインを数回ボード上に投げる事ができる。コインが赤のラインにかかることなく、ボード上に区切られた四角の中の数字の上に落とすことができれば、その額のお金をもらえる。

リーブルビルの街の中心は以下の写真のような感じ。

ガボンの総人口の半分の人々(100万人)がこの都市に住んでいて、カジノがあったり、ショッピングモールもあったり。

これといった見所は海辺以外に無いのだけれど。

街の中心部には、手工芸品が集まる市場があって、ここではガボン各地で異なるデザインのマスクを見る事ができた。

田舎ではまだまだ伝統的な暮らしが残っているという。これから田舎に行くのが楽しみになる。

リーブルビル滞在中にはイスラム教のお祭り”犠牲祭(イード・アル=アドハー)”も行われた。

イード・アル・アドハーとは、

イスラム教における犠牲祭は「イード・アル=アドハー」として知られています。この祭りは、イスラム教の最も重要な宗教的な祭りの一つであり、毎年イスラム暦の12番目の月であるズルヒッジャ月の10日に行われます。

以下に、イード・アル=アドハーの主な特徴と実践について説明します。

祭りの意義: イード・アル=アドハーは、預言者イブラヒム(アブラハム)の忠誠心と信仰を称える祭りです。イスラム教の伝承によれば、イブラヒムは神の命令に従って自分の息子を犠牲にしようとしたが、代わりに神が羊を提供したとされています。

犠牲の儀式: 祭りの中心的な儀式は、家畜の犠牲です。ムスリムの信者は、ヒツジ、ヤギ、牛などの家畜を選び、神への奉納として屠殺します。この儀式は、「クルバニ」として知られています。犠牲の際には、動物が残されずに利用されるようにし、肉は家族や友人、貧しい人々と共有されます。

礼拝と祈り: イード・アル=アドハーの日には、信者たちは特別な礼拝を行います。多くの場合、イード・プレイヤーと呼ばれる集合的な祈りがモスクや公共の場所で行われます。信者たちは新しい衣服を身に着け、清潔に身を包み、礼拝に参加します。

家族や社会との交流: イード・アル=アドハーは、家族や友人、近所の人々との絆を深める機会でもあります。祭りの期間中、人々は家族や友人を訪ね、お祝いの食事を共に楽しみます。また、贈り物の交換や慈善活動も行われます。

イード・アル=アドハーは、イスラム教徒にとって宗教的な祝日であり、信仰の結束や社会的な共同体の一体感を高める重要な時期です。多くのイスラム教国やコミュニティでは、この祭りは特別なイベントや祝祭の期間とされ、祝日として公式に宣言されます。

Chat Gptより

街の中心にあるモスクには着飾った人々が集まり、家族総出で祈りを捧げる姿は圧巻だった。

ガボンにおける宗教はキリスト教がほとんどで、イスラム教徒の数は少ないと聞いたが、モスクに集まった人々の多くは別の国から移住者だろうか?

モーリタニアの人々は伝統衣装のブブを着ていたからすぐにわかったけれど。

モスクで出会った人々に犠牲祭の食事に誘っていただいたのにもかかわらず、コミュニケーションがうまくいかずに逃してしまったのは残念だった。山羊肉食べたかった…。

そんなリーブルビルのでの滞在でしたが、これから内陸部の田舎に進むにつれて、どんな風に景色が変わっていくのかが楽しみだ。

おわりに

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