2週間ほど滞在したカンチャケ。マリア一家に別れを告げ、またまた海岸沿いへ。今度はもう少しビーチでゆっくり滞在してみたい。
そこでワークアウェイで見つけたのがゾリトスという小さな町の近くのエコ・ホステルで、自然素材やリサイクル材で建設するエコ・ハウスの建設を手伝うというプロジェクト。
スポンサーリンク
ペルー北部 ゾリトスのビーチリゾートでのんびり滞在
ついにペルーの最北端、エクアドルとの国境付近にやってきました。だけどエクアドルに行く前に少し休憩。海を見ながらハンモックに寝そべって、のーんびりなんて生活をしてみたい。
そこでワークアウェイで見つけたのが「Eco Hostel Grillo Tres Puntas」。このエコ・ホステルがエコ・ビルディングの建設でボランティアを探している。ここだ!とばかりにメッセージを送信、そしてぜひ来てくださいと。
そうと決まればカンチャケからピウラを経由しゾリトスへ。ヒッチハイクで楽々移動。マンコラなどの有名な観光地はすっ飛ばして、直行でゾリトスへ。あんまり観光客が多い場所は苦手なので。あまりツーリストがいない静かな場所の方が好み。
ゾリトスへ到着すると早速このエコ・ホステルで働く愉快な仲間たちが歓迎してくれました。まずはオーナーのレオン。
そして経済危機のベネズエラから脱出し、ここで働いているベネズエラボーイズ。
一緒にボランティアとして働いていた、スペイン・バスク地方出身のジュレンとサイオア。
そしてオーナーレオンの愛犬たち。この犬たちはペルーの在来種。犬にあるはずの毛がない。ツルッツルのソーセージのような皮膚。でもそれがかわいい。
こんなメンバーと一緒に滞在していたビーチ・リゾート「Eco Hostel Grillo Tres Puntas」。ホステルのすぐ目の前にはビーチが。
ホステル内にはハンモックが多数常備され、目的であるのんびりする環境は完璧。まだオフシーズンなので、お客さんもそれほどいない。
週に6日間、朝の9:00から昼の13:00までの4時間、仕事を手伝う代わりに朝食、昼食、夕食の3食を提供してもらえ、ホステル内の施設であるプールやWifiなどを使い放題。
こんなハンモックに寝そべって、のんびり。常に忙しくなにかしていないと不安になりがちな現代だけれど、何にもしない時間っていうのも大切。
毎日太平洋が海が見える生活。波の音。地平線に沈んでいく夕日。海風。海のにおい。
施設内にはアウトドアキッチンもあって、ボランティア仲間と一緒にバーベキューも。こんな海沿いでバーベキューができるなんて幸せ。これぞ人生。
毎朝仕事が始まる前、そして夕日が沈む午後18:00頃。靴を脱ぎすて、裸足で浜辺をランニング。砂浜を肌で感じて、朝日と夕日を浴びながら走るのは最高の贅沢だった。
滞在中手伝っていた仕事内容はエコ・ビルディングの建設。地元にある自然素材やリサイクル材を使って環境に優しい、土に戻る家を建てていく。土台はタイヤに土を詰めたり、砂袋を積んで基礎をつくる。そこに竹や木材を使って骨組みを完成させる。
壁は土壁。ベースとなる簡易な壁に、配合を変えた泥を塗り重ねていく。壁に埋め込まれたビール瓶はリサイクル。そして壁の強度を上げ、外部から光を取り込む役割も果たす。
発酵させた泥を手でつかみペタペタと塗り、手のひらで平らな壁を形作っていく。時には藁と泥を組み合わせて壁に模様をデザインしたりも。
仕事が終われば海水浴で、その疲れを癒す。そして施設内にあるレストランでシェフが調理してくれたおいしい昼食。海岸沿いなので、特に魚が美味しかったー!!
そうここは海岸沿い。海からは様々な海の幸が獲れる。おじさんたちが浜辺で座って作業しているのは、
牡蠣の一種?だと思う。
タコなんかも獲れてしまう。この貝なんて名前だろう?
ウツボですよね?ペルーではウツボも食べるんだって。
おいしそうな魚がたくさん。漁の時間は特に決まっているわけではなく、みなさん好きな時間に船を漕ぎだして漁をしていました。
ただ気になったのが、たびたび浜辺で目にした、打ち上げられたアザラシやウミガメの死体。漁師たちが時々見つけたアザラシやウミガメを殺してしまうのだとか。アザラシやウミガメが漁師の獲りたい魚を食べて、漁獲量が減るからだとか。
海の遠くには、煙突の先っぽに火がボウボウと燃える塔。見える石油採取のための施設も。あの施設の油が海に流出すれば、この美しい自然はどうなってしまうのだろう。
こんなに美しい自然が至る場所にある世界。大切にして生きていかないと。
おわりに
ゾリトスに滞在後は、国境を越えてエクアドルへ。4ヵ月ほど過ごしたペルーともお別れ。
インスタグラムやツイッターでは旅の最新情報をお届けしています。よろしければフォローお願いします。
コメントを残す