2018年5月5日グラナダに別れを告げ、アルプハラ地方へ向かう。
グラナダでストライキがあり、目的地のソルビラン村に向かうバスにもう少しで遅れかけたが、緊急でタクシーを使い何とか間に合った。
バスでグラナダからソルビランまでは三時間かかる。
どんどん山の奥のほうに入っていき、山間部に白壁の集落が見えてくる。
ソルビラン近くまで来ると、山の向こう側に地中海が見える。
わーすごいところまできたもんだ!
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白壁の家が建ち並ぶソルビラン, アルプハラ地方
ソルビランに来たのは、ワークアウェイ(Workaway)でワークエクスチェンジができる場所が見つかったからだ。
週五日、一日に五時間働く代わりに無料で家に滞在できる。
一日三回の食事も無料でついてくる。
この村に一ヵ月ほど有機農業を手伝いながら滞在することになった。
ソルビランはめちゃくちゃ美しい村だ。
標高約750mの山間部に位置するが、海岸から12kmしか離れていないこともあり、村からは地中海が見える。
山間部の斜面に這うように白壁の家が建ち並ぶ。
山の斜面に村があるので、ソルビランを歩き回るには急勾配をアップダウンしなければならない。
車が一台通れるぎりぎりのサイズの通りが迷路のように入り組んでいる。
その路地の至る所には猫が自由奔放に歩き回り、ブドウやフィグの木がたくさんある。
そしてソルビラン村の細かい所にはイスラム文化の影響も見られる。
その昔レコンキスタでカトリック勢力がイスラム勢力をイベリア半島から駆逐し始めたころ、多くのアラブ人がこのアルプハラ地方に逃げてきた。
その名残が今でも残っているのだろう。
この階段のデザインなんか少しアラブっぽくありませんか?
ソルビランの人々はフレンドリーで温かい。
通りを歩いていると、「Hola!」と声がかかって「どこから来たの?ソルビランは静かで良いところでしょう?」と。
家に呼ばれて自家製ワインを飲ませてくれることもある。
夕食に誘ってくれて、海で獲ってきた魚をグリルして食べさせてくれたこともある。
スペイン語があまり話せなくても、何とかコミュニケーションをとってくれようとする村の人たち。
そんな村のどこかでは毎日パーティーがあり、村の男たちが集まり飲んでいる。
そんなパーティーにも何度か誘ってもらった。
ここでは今でも昔ながらの生活が残っている。
村人は馬をつかって土を耕し、畑でとれたブドウで自家製ワインを作る。
ソルビラン村には二軒バーがあり、1.2ユーロでビールをオーダーすればタパス(一品料理)が無料でついてくる。
こんな小さな村でもバーで夜遅くまで盛り上がるのがスペイン!
金曜日にもなると村人はバーに集い、飲んで酔っ払って踊りまくる。
夜10:00になってようやく暗くなるので、バーが盛り上がるのは22:00以降。
そして、朝の4時かもっと遅くまで音楽が鳴り続く。
時間の感覚が違いすぎて、慣れるまでが大変(笑)。
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絶景がすぐそこにあるソルビラン村, アルプハラ地方
ソルビランには気持ちよく散歩できるところもたくさんある。
少し歩いたところのビューポイントからソルビラン村や地中海を眺めるのもいい。
急斜面で石が多い地にぶどうやオリーブ、フィグにアーモンドの木がたくさんあるソルビラン。
山の方に上がっていけば、ブドウ畑が広がる丘からは雪を抱いたシエラネバダ山脈が見える。
海の方へ少し下っていけば、アーモンドとフィグの木の隙間から地中海が見える。
ずっと海に向かって10kmぐらい下っていくとビーチに到達するらしい。
今週末いってみようかなー。
少し歩いてみると、春を感じる暖かいそよ風を感じる。
鳥の鳴き声がどこからともなく聞こえてくる。
こんな丘から地中海を眺めていると、なんだか海まで飛んでいけそうだ。
こんなところでぼーっとしたり、本を読んだり、音楽を聴いたり。
夜の10:00になると、やっと日が落ちて暗くなる。
おわりに
ソルビランに滞在してもう1週間以上たちました。
良い環境に囲まれ滞在を楽しめています。ただ肝心のスペイン語はまだまだ(笑)
村で楽しいお祭りがあったので、そのことを次回は書きたいと思います。
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