トーゴを北から南へ縦断の旅。
今回はアタパメからさらに南下し、ガーナとの国境付近の街パリメへ。
ここには美しい山岳風景と自然があるトーゴでも有名な観光地。
しばらく滞在していたサバンナ気候地域から、亜熱帯気候地域へと変わっていく。
パリメ トーゴの美しい山岳地帯と自然
アタパメを離れ、トーゴとガーナの国境沿いにあるパリメへとやってきた。
この地は山岳地帯が広がり、素晴らしい自然の中、滝などを訪れるハイキングを楽しめるとの事で楽しみだ。
が、まずはパリメの街を歩き回って見る。
まず街の中心部には古いコロニアル風の建物がいくつか。
中でも気になったのがカトリック教会。
これだけ見るとまるでドイツの写真のようだ。
教会の扉に施された木の彫刻。これらも当時作成されたものなのだろうか?
パリメ近郊では、郊外の村にも当時建設されたであろう立派な教会が村のシンボルのように佇む。
キリスト教はアフリカで形を変えずに、同時に変えながら多数の人々の信仰の対象となっている。
さて建物も興味深いのだけれど、パリメに来た目的は自然を楽しむこと。
早速近郊の滝についてリサーチし、一つずつ訪れていく事に。
まず訪れたのはピメの滝。主要道路からも近く、アクセスが簡単。
そして主要道路から目視できるほど大きな滝だ。
滝の下まで近づくと、水しぶきでびしょ濡れになるほどの水量。
滝壺から少し山道を登っていくと、周辺の素晴らしい山岳風景も見渡すことができる。
続いて、同日に訪れたのがパリメの南西部にあるウォメの滝(Wome waterfall)。
個人的には、この滝がお気に入り。水量は少ないけれど、崖と森に囲まれ神秘的な雰囲気。
そして聖なる雰囲気の中、滝壺で泳げるのが最高に気持ちいい。
アクセスは少し難しいかもしれないけれど、トーゴで行った滝の中では、ここがベスト。
国境付近まで行くのでパスポートの携帯を忘れずに。
ウォメの滝を訪れた後、村へと向かう山道を歩いていた時、「ちょっと寄っていきなさい」と道路沿いの家からお誘いが。
特に急ぎの用もないので立ち寄ってみると、伝統宗教を信じる一家のようで、伝統儀式に使用する場所や道具を見せてくれた。
実物はかなりおどろおどろしい雰囲気があって畏怖を感じるほど。
「お酒でも飲んでいくかい?」と、それにしても陽気な一家だった。
翌日にはパリメから西部にある山岳地帯を訪れてみる。
この地域にはうっそうとした美しい熱帯雨林があり、その中で人々はカカオやマンゴー、バナナなどを栽培しながら暮らしている。
そんな風景の中をトレッキングしながら、美しい滝を訪れたのですが、これぞパリメの魅力。
トーゴに来ればパリメは外せない目的地。
まずはトメグべの滝へ。ガタガタの舗装されていないが、景色の美しい道を通り滝の入り口の集落へ。
そこから山道を下った先に滝がある。
熱帯雨林の中を勢いよく流れるトムグべの滝。
素晴らしいのですが、滝壺で泳げない事とアクセスの悪さを考慮すれば、ここはスキップでもいいかも。
ここから山道をトレッキングしながら、次のクリプトの滝へと向かいます。
山道の両側にはカカオなどの植物が植えられ、色とりどりの蝶が飛び交う。
そしてクリプトの滝へと到着。
滝自体の勢いや水量はそれほどでないものの、滝壺はプールのようになっており水浴びができる。
どうやらギニアでのトレッキング以降、自然の川や滝での水浴びの快感を覚えてしまったようである。
クリプトの滝を訪れた後は、雨雲も発達してきているようだったので、周辺の集落を抜けながら、パリメへと帰路へ。
雨期なので、いつ雨が降るか見極めながら旅をしなければ。
とんでもない土砂降りにあって、ひどい目にはあいたくない。
パリメへ戻る前には、クマ・コンダという村にも立ち寄る。
この村の丘の上には、植民地時代のお城があって、現在では放棄され廃墟と化している。
ただパリメを訪れる観光客には人気で、日曜日とはいえ多くの人で賑わっていた。
ここからの景色も素晴らしいので、リノベーションしてカフェやレストランにすれば需要はありそうだけれど。
これだけポテンシャルがあれば、今後パリメはもっと観光化され山岳リゾートのようになっていくかもしれない。
ロメ のんびりとした雰囲気漂うトーゴの首都
パリメで美しい自然を楽しんだ後は、首都のロメへと到着。
どんな大都会が広がっているのか?交通渋滞にうんざりするのだろうなぁー…と思いきや、なんとのんびりした雰囲気。
確かに交通量は多いけれど、交通渋滞とは無縁で、高層ビルが建ち並んでいるわけでもない。
本当にここが首都なのか?と思えるほど。
ロメでは特に特別な事はせず、ぶらぶらと市場を歩き回ったり。
市場にはアーティストが作品を販売している個人商店が集まる一角があって、アフリカンアート好きの人にはたまらないだろうと思いながら彷徨う。
そして楽しみにしていたのがビーチでのんびりする事。
トーゴは2週間しかビザがなくて、何だか駆け足で進んできたし。
西アフリカの旅も終盤に差し掛かって疲れが…。少しのんびりさせておくれ。
トーゴでも様々な人々に支えられて、旅を続ける事ができた。
カウチサーフィンでホストしてくれた方々、ヒッチハイクでお世話になった方々、街で歓迎してくれた方々ありがとう。
次はベナン。
おわりに
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