ホマ・ベイでのボランティアを終え次に向かったのは、ケニア第三の都市キスムと首都ナイロビ。ビザの延長がオンラインでできるはずだったのに、順調にいかずナイロビまでくるハメに。
結局最後の一日でビザはギリギリで無事に更新できたわけだけど、予定よりも一ヶ月も早くナイロビに到着してしまった。
どうしようかと考えた末に、「最後の最後にもう一度行ってみるか!」と決心して、有名なマサイ・マラ国立保護区でサファリをすることに。
またもやプライベートのサファリに混ぜてもらうという幸運ぶりを発揮して、いざマサイマラへ!
マサイ・マラ国立公園2泊3日でビックファイブ制覇
予定よりも早く到着したナイロビ。いまだに雨期のエチオピアに行くには、まだ早すぎる。ということでもう少しケニアで何かしたい。モンバサで有名なケニアの海岸沿いを旅することは決めたけど、まだ何かやり残したことがあるような。
そうだ「サファリ」だ!これからエチオピアに向けて北上するという事は、サファリで野生動物を見れるのは、ここケニアが最後のチャンス。という事でマサイ・マラ国立保護区へ。
マサイ・マラ国立保護区はケニアの南西部に位置し、タンザニアのセレンゲティ国立公園と国境を挟んで隣接しています。国立保護区の広さは1,800平方キロメートルで、その面積は大阪府と同じぐらいなのだとか。その中を様々な野生動物が駆け回っているなんて。
ここマサイ・マラ国立保護区では「ライオン・ヒョウ・ゾウ・バッファロー・サイ」のビックファイブを観察できることでも有名。ただサイは20頭ほどしか生息しておらず、発見するのは難しい事もあるらしい。
また毎年7月から10月ごろにはヌーとシマウマの大群がタンザニアのセレンゲティ国立公園から大移動する時期でもあり、運が良ければ彼らの大群が川を渡る大迫力の姿を見ることもできるのだとか。楽しみです。
サファリの価格は車の種類や、宿泊先、日数などによって変わりますが、一番安くてツアーバンの2泊3日で$290ドル~、ランドクルーザーで$340ドル(2021年7月)かなぁーという感じでした。
私は何と幸運なことにカウチサーフィンで知り合った友人に声をかけてもらって、ガソリン代をシェアするだけで、プライベートのツアーに混ぜてもらえる事に。
それで2泊3日のツアーにかかったのは、
- 合計: 246ドル(27000円ぐらいかな)
- 入場料: 160ドル(2泊)
- 持参テント泊: 16ドル(2泊) @クロコダイルキャンプ泊 設置済みテントだと1泊3食付き35ドル
- 食事(最寄りの村で): 20ドル
- ガソリン代: 50ドル
ツアーバンでなくて、4X4のランドローバー。友人達と4人だけなので広いスペースと自由があって最高の体験でした。
マサイ・マラ国立保護区のサファリで、まず感動したのは風景です。
広大に広がる大草原。
そこでは数々の野生動物が共生している。
サファリで多くの動物が見られるのは早朝と夕方の涼しい時間。昼間は暑くて動物たちも日陰で昼寝をしているからです。
そのため多くの人々がサファリを早朝から開始し、我々も朝6:00には既にマサイ・マラ国立保護区内部へ。
まず見かけたのがトコトコと歩いていたハイエナ。ずるそうな顔つきで、こちらを見つめる。
ライオンたちが動いている姿を見られるのも早朝や夕方ならでは。
サファリカーのすぐ横を通り抜ける、大迫力のライオン!
ライオンのグループの捕食シーンまで見ることができました。
ゴリゴリっという骨を砕く音が、こちら側まで聞こえてきます。ちなみに彼らが食べているのはシマウマ。
このようなシーンが見られるのは超ラッキー!
初日の夕方には、こんな珍しい風景にも遭遇しました。
メスライオンを発見したのですが、
なぜかその後ろには、キリンが…
しかもこのキリンたち、ライオンが動くとその後を追うようにライオンについていく。不思議な光景でした。
マサイ・マラ国立保護区では、ネコ科の野生動物が多く見られる可能性が高い事でも有名で、こんなラッキーな出会いもありました。
レオパードの親子!
日陰にずっと隠れていて、なかなか出てきてくれなかったのですが、夕方の涼しい時間になってやっと外に出てきてくれました。
凶暴な肉食動物なのに、ごろにゃんする姿が可愛すぎる。やっぱりネコはネコ。
こちらはチーターの家族。走ってるところを見てたいけれど、それはまた次回。
マサイマラ国立保護区には、いくつか大きな川も流れており、そこにも様々な野生動物が暮らしています。
日向ぼっこするワニや、
水浴びをするカバたち。
カバは観察していると、色んな姿を見せてくれるから面白い。
それに今回は初めてカバの子供を見ることができました。小さくてかわいい!
今回マサイ・マラ国立保護区を訪れた本当の狙いは、この川を渡るヌーの大移動を見るのが目的だったのですが、どのヌーの群れも川を渡る様子はなく残念!これもまた次回への持ち越し。
ただ至る所でヌーの大群を見つけることができました。
彼らが一斉に川を渡るシーンは大迫力で、運が良ければワニがヌーを襲う姿も見ることができるのだとか。
今回またサファリに行ってみて、おそらくサファリは何回行っても飽きないのだろうな―と感じます。
毎回のサファリが違う体験で、新しい光景に出会える。このゾウの親子もそう。こんなに小さなゾウの赤ちゃん初めて見ました!
そして、マサイ・マラ国立保護区では見るのが難しいと言われるサイも発見。これでビッグファイブ(ライオン・ヒョウ・ゾウ・バッファロー・サイ)のすべてを見ることができました。これは嬉しい。
こちらは、草むらからのぞき込むジャッカル。
広大な草原に、様々な野生動物がありのままの姿で生きるマサイ・マラ国立保護区。
ぜひとも再び訪れてみたい場所です。
おわりに
インスタグラムとツイッターでは旅の最新情報をお届けしています。興味がある方はぜひフォローしてみてください。
コメントを残す