アドリア海の絶景と親切な村人たちとの出会いを楽しんだヴノ村を離れ、アルバニアの観光スポット「千の窓を持つ町」ベラト(Berat)へ。
ベラトの歴史地区オスマン帝国時代の町並みが保存されていることから世界遺産に登録されています。アルバニアもう一つの世界遺産の町ジロカストラがすごく良かったので、こちらも期待大!
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アルバニアで随一の観光スポット 「千の窓を持つ町」ベラト
ベラトは、アルバニアでも屈指の観光名所。オスマン帝国時代の典型的な建物であるオレンジ色の屋根に白い壁、そこにはめ込まれた格子状の大きな窓、という様式の建物が町中に建ち並び、ユニークな景観を作り出しています。
山の斜面に隙間なく立ち並ぶ家々。日光を効率よく取り込むために、窓は縦長で各家の窓は同じ方角を向いている。窓がたくさん見えるその景観から、ベラトは「千の窓の都市」とも呼ばれています。
そんなベラトの中心部には、伝統的な家を改装したレストランやゲストハウスが建ち並ぶ。
石畳の道と伝統的な建物に囲まれた路地を歩きながら、ベラトでの数百年前の人々の生活や街の様子を思い浮かべる。
その昔もこんな風景の中で人々が日常生活を送っていたのだろうか。
ベラトの背後にそびえる山の上には「ベラト城塞」と呼ばれる城塞があります。紀元前2300年前にイリュリア人によって築かれたのだとか。今からだと4300年も前。そんな時代に作られた城塞。
ベラトはビザンツ帝国やセルビア王国、オスマン帝国のように異なる文化、宗教の国に支配されてきました。城壁内は、その複雑な歴史を証明するように、教会やモスクなど各時代の建築が混在しています。
しかし共産主義時代に一切の信仰が禁止されたアルバニアでは、多くの教会やモスクが取り壊されたため、現在見ることができるのはその土台だけ。
その中でも比較的よい状態で保存されているのが、ビザンツ様式で建てられた聖三位教会。14世紀の建造だと考えられており、当時の典型的な建築様式で建てられた建物は一見の価値あり。
そして城塞からの景色も抜群です。
廃墟になったモスクや教会が点在する城壁内ですが、実は人々の生活の場でもあります。現在でも200家族ほどが住んでいるそうで、住民が洗濯物を干したり、伝統工芸の刺繍を売っていたり。
そして絶対に見逃せないのが、城塞からの絶景パノラマビュー。城壁内のビューポイントからは、世界遺産の街を眺めることができます。素晴らしい景色。
街自体はそれほど大きくないので、街を見て回るには歩くのが一番。城塞から坂道を下って、世界遺産の歴史地区を気ままに散策。
さすが世界遺産の街。絵になる風景です。
街を歩き回っていると、お祈りへと足を運ぶ地元の人々が集まるモスクを発見。
内部を拝見させてもらうと、そこには美しい装飾が施されていました。
天井の彫刻は見事で、ドアにもかわいらしい装飾が。
世界遺産の街の名に恥じぬ、街歩きが楽しい街でした。
ベラトに別れを告げた後は、ドゥラスまで行き、そこから船でイタリアへ。
アルバニア、危険なイメージを刷り込まれていただけに、人々の温かさや、美しい街並みと自然に驚かされた国でした。ぜひともまた訪れたい国の一つです。
次はイタリアへ。
おわりに
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