タラゴナで観光を楽しんだ後は、バルセロナへ。
ここでも高速道路は有料だが、山の高台から見える地中海を眺めながらのドライブは気持ちいい。
さすがにバルセロナは大都市、市内に入るまでの道は渋滞で時間がかかった。
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バルセロナ観光
バルセロナに到着した。
珍しく少し天気は悪かったけれど、晴れ間が出る時間もあって、悪くはなかった。
止まっていた民宿は港近くのコロンブスの銅像のあたり。
ここから町の中心に行くには、ラ・ランブラ通り(歩行者天国)を歩いて行く。
歩行者天国の両側にはカフェやレストランがある。
時折見かけるカタルーニャの旗が飾ってある家。
カタルーニャ州の中でも独立かスペインに残るかで意見が分かれている。
カタルーニャの独立を支持する人はカタルーニャの旗を飾り、スペインでのカタルーニャ州を望む人はスペインの国旗を飾るそうです。
バルセロナといえば見逃せないのがガウディが手掛けた建築物。
グラシア通りには、カサ・ミラやカサ・バトリョがあります。
右側に見えるのがカサ・バトリョです。
建物の曲線が美しいです。
バルコニーのデザインは仮面のようで、外壁には細かい色とりどりのタイルが埋め込まれています。
カサ・ミラはガウディ54歳の時の作品。
直線があまりなく曲線が多く使われている、他の建築とは全然違うスタイル。
外観の曲線は地中海をイメージして作られたそうです。
そしてガウディの代表作サクラダファミリアを見に行った。
もう圧巻の建築。何よりガウディの表現しようとしているものが好き。
絶対にオーディオガイドを借りて見学すべきです。日本語バージョンもあります。
彫刻や建築、ガウディのデザインの込められた意図の説明など盛りだくさんで、借りて損はしません。
ガウディは詳細な設計図を残しておらず、ガウディの死後は職人による伝承やだいたいの外観のデッサンなど残された資料を元に、100年もかけていまだに建設が行われています。
2026年の完成予定に向けて、時代毎の著名な建築家達がガウディの遺志を継いで建設に携わっています。
生誕のファザードではキリストの誕生からのストーリーが細かい彫刻によって表現されています。
外尾悦郎氏がガウディの遺志を継いで制作した作品です。
扉にはキリスト生誕の喜びを表現した生誕のファザードにふさわしく、生命や自然の美しさが表現されているように感じました。
様々な植物や花がデザインされており、よく見るとその中に虫達が暮らしています。
サグラダファミリア内部は、祈る人々がどのように感じるかを考えて設計されています。
屋根に高く伸びた柱は、上のほうで枝のように別れており、自然の森のように表現されています。
一番高い柱は172mあるそうです。
こちらは生誕のファザード側のステンドグラスです。
キリストの生誕を祝うように、緑や青などの明るい色が使用されています。
ガウディは自然を表現しようとしていたなら、生命の誕生する春の季節のような感じでしょうか?
こちらは受難のファサードのステンドグラスです。
キリストの受難が表現されているファサードなので、生命が終わりに向かう秋の色が使われているのでしょうか?
祭壇の中央にはキリストの像があり、上部の窓からは優しい光が差し込んでいます。
こちらは受難のファサードです。
受難のファザードはカタルーニャ出身の彫刻家スビラッチ氏によるキリストの最後の晩餐から昇天までの場面が表現されています。
キリストの受難を表現するように、余計な物のないシンプルで直線的な線で表現されています。
正面入り口になる予定の栄光のファザードの門には、世界各国の言葉でのバイブルでの一節が刻まれています。
世界中から訪れる誰をも迎えたいという気持ちからだそうです。
建物でこんなに感動したのは久しぶりでした。
ちなみに夕食を食べるならバルセロネータ地区まで足を伸ばすのがおすすめです。
おいしいシーフードが食べられる店が揃っています。
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マドリードからトレドへ
バルセロナに2日間滞在後、マドリードまで600kmのドライブ。
バルセロナからタラゴナを過ぎたあたりまでで、高速道路で30ユーロもした。
おかげで高速道路のチケットを買う現金が足りるかどうか、どきどきしながらの最後だったが、ラッキーなことにタラゴナからマドリードまではほぼ無料だった。
無事に空港まで辿り着いて、レンタカーを返して一安心。
翌日はマドリードからトレドにAvantという高速列車で行くことにした。
10:00頃チケットを買いに行ったら、午前中のチケットはすでに売り切れていた。
どうやらトレドは人気の観光地らしい。
そこで昼の3:00時にマドリードを出て、夜の9:30にトレドを出発する電車を予約した。
Paywave対応のクレジットカードがあれば自動券売機でこうそく高速列車のチケットを買えるが、そうでなければカウンターまで行かないと買えなかった。
マドリードからトレドまでは、高速列車で30分ほど。
トレドは川と城塞に囲まれた美しい町だった。
城塞に囲まれた旧市街は世界遺産に登録されている。
町の通路は迷宮のようにいりくんでいる。
Google mapを使わないと、自分がどこにいるかもわからなくなる。
トレドは象嵌細工が有名な町であり、美しいアイテムがたくさんある。
職人さんが実際に仕事をしているのを見学できる店もあります。
町の中は下ったり上がったりなので歩き回るには体力が必要です。
マドリードから日帰りで来れますが、散策に十分な時間があった方がいいと思います。
夕食は洞窟の中でご飯が食べれるレストランがおすすめです。
おわりに
7日間の短い間でしたが、マドリード→アランフェス→グラナダ→アリカンテ→バレンシア→タラゴナ→バルセロナ→トレドと様々な場所を巡ることができました。
これもレンタカーを借りたからこそできた旅だと思います。
オートマチック車であれば、運転はそれほど難しくなかったので、機会があればぜひ挑戦してみてください!
この後は両親と別れ、しばらくアルプハラ地方のソルビラン村に滞在していました。旅の続きはこちら
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